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はじめての野球ユニフォーム作り
〜スピリットをかたちにする〜

チームカラー編



2013年12月12日(木曜日)
「赤系と青系と白黒系」

 
カラーは大きく分けると、赤系と青系と白黒系に分けることができます。オレンジは赤系、グリーンは青系、グレーは白黒系です。
赤系と青系の組み合わせは、反対色の関係に近いので、強烈ないし奇抜な印象となります。赤系と白黒系の組み合わせよりも激しいです。たとえばレッド*ブルーの野球ユニフォームと、レッド*ブラックの野球ユニフォーム。おそらく前者の方がより鮮烈なデザインと映ります。
青系と白黒系の組み合わせは、落ち着いたデザインとなりますが、この組み合わせ自体があまり採用されません。ネイビー*ブラックをチームカラーに持つユニフォームというのはほとんど見かけません。ブルー*ブラックは十分あり得るデザインですが、これも全体の傾向からすると極めて少ないです。
同系色でまとめきるという傾向も少ないです。たとえば、レッド*オレンジのチームカラーはほとんど見かけませんし、ネイビー*ブルーのチームもそうです。ブラック*グレー、ブラック*ホワイトとなると幾らか割合が増してきます。同系色でまとめた方が、品が良い印象になります。デザインの王道の1つですが、野球ユニフォームでは品の良さよりも力強さ、激しさの方が好まれる傾向があります。
 
 

2013年11月29日(金曜日)
「埋め合わせのホワイト、ブラック」

 
3色マークにする場合、ホワイトまたはブラック(あるいはグレー)を加えることが多いです。フチ部分にホワイトを使ったり、影部分にブラックを使ったりします。
チームカラーは2色であることが多いのですが、マークを白黒抜きで3色組み合わせるというのは少ないです(そもそも3色のチームカラーを構成することが難しいとも言えます)。
しかし、数合わせとしてホワイトやブラックを入れる面も強く、どことなくチームカラーが弱くなった印象もあります。
たとえばチームカラーが、ネイビー*レッドだとします。この場合、3色マークを作るには、ネイビー*レッド*ネイビーとするか、あるいはネイビー*レッド*ブラック影、ネイビー*ホワイト*レッド影などとします。後者2つもチームカラーの法則性から外れてはいないのですが、やはりマーク部分にホワイトやブラックが入った分、ネイビー*レッドの割合が下がります。不純物が混じる、埋め合わせのカラーが入る、そう表現することもできます。
たとえばフランス国旗のように、元から由来のある青白赤ならば、その白には意味があり、フランス(国旗)らしさの邪魔になっていません。ドイツの国旗、黒赤黄の黒も同様です。これらは必要な白であり、象徴力のある黒なのです。
 
 

2013年11月25日(月曜日)
「ブラックとネイビーが無難」

 
チームカラーに選ぶならば、ブラックかネイビーが無難です。少なくともサブカラーにこのどちらかを入れておくとよいです。多くのチームがこの2色のうちのどちらかで、その需要にたいして自然とメーカも商品ウェアのラインナップを拡充してきます。つまり実用的な利点として、選べるデザインが増えてくるということです。たとえばエンジやグリーン、オレンジですと、特注・別注にしなければ、なかなか選択肢が3つ以上あるということは少ないです。
それでは、他のチームとデザインが似通ってくるのではないか、という心配もあります。たしかに幾分そういった面もありますが、チームカラーは1色ということは稀で、たいてい2色です。ブラック*なにか他のカラー、ネイビー*なにか他のカラーとなります。他のカラーで他チームとのちがいを出す、マーク書体でちがいを出す、そういったアレンジで十分、そのチームらしさが出てきます。
 
 

2011年9月30日(金曜日)
「こだわった色味」

 
人びとの記憶に残るようなアイテム、アイコンというのは、色とともに語られることが多いです。カラーというのは野球チームの印象づけにもきっと大切です。単にレッドが自分たちのチームカラーだというだけでなく深みのあるレッドであるとか、単にブルーではなくやや緑がかったブルーだとか、そういった微妙ですが大切こだわりをユニフォームに込められると、より愛着が湧くと思います。色にこだわっているというよりは、色にまつわる物語が生まれてくるといった方が適切かもしれません。
技術的には、ウェアの生地色として採り入れることはまず不可能ですが、マーク部分ならば微妙な色合いも表現することが可能になっています。
 
 

2010年3月9日(火曜日)
「ホワイトシャツ、グレーシャツ、新しいマークカラー」

 
ウェアの生地色は、基本的に決められた色の中から選びます。種類も多いとは言えません。対してマークに使うカラーは現在、マーク生地でも刺繍糸色でもとてもたくさんの色があります。
たとえば、チームカラーとして濃い赤色を使いたいとして、ウェア生地にその色があるとは限りません。しかし普通の赤では物足りない時、マーク部分にならそのこだわりの色を採用できるでしょう。ウェアには赤をできるだけ使わず、ホワイトやグレーをベースにします。下手にウェアに赤を使ってしまうと、せっかくマーク部分でこだわった濃い赤色が活きてきません。
 
 

2010年1月7日(木曜日)
「黒は白より強い」

 
ブラック色とホワイト色はともにモノクロ系ですが、ブラック色の方がカラーとしての存在感は強いです。補助色にブラック色を採用すると、それはしっかり第二、第三のチームカラーとして認知されることが多いです。対してホワイト色は、あくまでもデザインを構成する補助色のままです。チームカラーにカウントされにくいとも言えます。
 
 

2009年11月5日(木曜日)
「2大配色」

 
野球ユニフォームでは、ブラックとネイビーを使ったデザインが人気ですが、さらにそれぞれサブカラー・合わせのカラーまで含めると、どんな配色が人気でしょうか。それは「ブラック*グレー」と「ネイビー*レッド*ホワイト」です。この2配色こそ野球ユニフォームを彩る2大配色です。
ブラックは、色がないモノクロ。ですからホワイトとの相性も良いのですが、こちらは対照性が高くなりシャープな仕上がり。対してグレーをパートナとすると、高級感や落ち着きを強調することができます(シルバーでもよいが明るすぎてもいけない)。ブラックはレッドやイエローとも相性がよいのですが、レッドやイエローの鋭さについては好みが分かれるようです。そこで無難だけれど王道でもあるブラック*グレーが人気。
ネイビーには、ブラックにはないシャープ感とさわやかさがありますが、やや力強さに欠ける面もあります。それを補ってくれる最良のパートナがレッドというわけです。しかしネイビー*レッドだけですと、今度はかなり強烈、あるいはくど過ぎるという面も出てきます。そこで多めにホワイトを入れるのがポイント。マイナス面が中和されつつ、ネイビー*レッドの良さを引き立ててくれます。
 
 

2009年8月4日(火曜日)
「新規チームのチームカラーは何色がいいか」

 
もし新しくチームを立ち上げた時に、そのチームカラーは何色がいいでしょうか?
基本的にはブラックかネイビーがおすすめです。野球ユニフォームのラインナップは、需要の関係で、やはりブラックとネイビーが中心。この2色にしておけば、選べるアイテムも多いです。
さらにもっと切実な問題として、メンバー数を増やしたい・安定させたいとなると、ブラックかネイビーが落ち着きどころなのです。レッドやブルー、グリーン、あるいはエンジ、パープルなども、それぞれ魅力あるチームカラーではありますが、それを着たいと思う人が多いか少ないかは話が別です。たとえば、ここに10人の人がいて、まったく他の条件は考慮せずにブラックとグリーンのチームのどちらに入りたいかと聞いてみれば、おそらく8人前後はブラックの方を選ぶと思います。その逆に、グリーンを選んでくれた・認めてくれた者同士の集まりという意味では、グリーンのチームの方が結束感が出るかもしれません。
 
 

2009年7月9日(木曜日)
「やっぱり出ない色」

 
近年、たとえば、グリーンやエンジをチームカラーとするチームが増えたとは言っても、全体の数からすれば極わずかです。また今後、それらをチームカラーとするチームの割合が数十%になるということもないでしょう。比較的多いと言われるレッドやブルーでさえ、過半数近くを占めることもないでしょう。野球にかぎらずどんなスポーツでも言えることですが、やはり体勢を占めるのはブラック、ネイビー、ホワイトです。この3色以外はなかなかチームカラーとしては採用されにくいです。
 
 

2009年6月17日(水曜日)
「チームカラーと今後のアイテム」

 
チームカラーはとても大事です。それはユニフォームだけでなく、今後作ってゆく、あらゆるチームアイテムにかかわってくるからです。ユニフォームが黒ベースなのに、コートは赤ベース、セカンダリィシャツが緑ベースといったわけには普通ゆきません。
とりわけ草野球チームは、一度にすべてのアイテムをそろえるわけではなく、数年おきにすこしずつアイテムを増やしてゆく傾向があります(最初はユニフォーム、3年目あたりでコート、5年目あたりでキャップ更新あるいはセカンドシャツといった具合に)。一度チームカラーを定めてしまうと、途中で変えるのが難しいと言えます。プロ球団ではたっぷりの予算がありますから、数年に一度、ユニフォームを含めてすべてのアイテムを作り替えてしまう=チームカラーも大胆に変更するという芸当ができますが、草野球チームにとってはそうはゆかないでしょう。
 
 

2009年5月21日(木曜日)
「発見されていない配色はあるか」

 
チームカラー、ユニフォーム・デザインの配色で、まだ発見されていない素晴らしい組み合わせというものはあるでしょうか?
無いとは言えませんが、有るとも言えないような気がします。ほとんどの配色パターンはすでに、きっと誰かが考えていて、その中から多くの人がカッコイイと思えるものは採用されているはず。残っている配色=あまり目にふれない配色というのは、カッコよくない可能性の方が高いと言えそうです(少なくとも野球ユニフォームの配色としては)。
しかし配色というのは、その組み合わせ方だけでなく、各カラーの分量・割合によっても印象がちがってきます。ユニフォームのどこに採用するかによってもちがってきます。そういう意味ではまだまだ新しい配色を見つけられそうです。
 
 

2009年5月20日(水曜日)
「色によって語られる」

 
野球にかぎらずプロスポーツで、とても強いと言われるチームは、そのあだ名・愛称としてカラーをまじえて語られることがあります。たとえば「赤い悪魔」といった具合です。色というのはかなり遠くからでも判別がつくもので、もし一度そうしたあだ名が定着すれば、相手チームに対して常にかなり有効に自分たちのチームを印象付けることができます。もちろん、マイナスの意味をともなったあだ名・愛称が付いてしまっては、逆にぬぐいたくてもぬぐい難いですが(笑)。
 
 

2009年4月20日(月曜日)
「サブカラーはまず似合う色で」

 
ウェアでもマークでも、メインのチームカラーは決まっているがサブカラーが決まっていないとき、まずは無難なもので合わせてみるのが良いと言えます。たとえば、メインカラーがグリーン色のときに、サブカラーにピンク色をもって来るのは、避けた方がよいと言えます。ピンクであるべき理由があるならば別ですが、グリーンとピンクでは色の取り合わせとして一般にかっこよくない、きれいでないからです。ここは無難に、グリーン*イエローとか、グリーン*ネイビーとか、お似合いのカラーで構成・検討するのが良いです。たとえ無難なカラー同士の組み合わせでも、ウェアやマークのどこに配色するかで、まったくちがったユニフォーム・デザインになることも多々あります。
 
 

2009年2月27日(金曜日)
「スカイブルーとアイボリィ」

 
単色シャツの定番カラーにラインナップされているのに、なぜかほとんどご注文・需要がないのは、スカイブルー色とアイボリィ色です。少年野球チームでは需要がなくはないのですが、草野球ではまったくといっていいほど無いです。もし他のチームにはないカラーでユニフォームを作りたいと思ったら、まずスカイブルー色とアイボリィ色を基調にするとよいです。
 
 

2009年2月20日(金曜日)
「アクセサリィに定番カラー」

 
アンダーシャツ・ベルト・ストッキングには、いわゆる定番カラーであるブラック・ネイビー・レッド・ブルーを採用しておくと、後々便利なことも多いです。
というのは、商品のカラー・ラインナップは、まずこの定番カラーで構成され、それ以外のカラーは特注・別注となってしまうことがあるからです。
たとえば、チームカラーがグリーン色のチームが、アンダーシャツ等をグリーン色にしたとします。そうすることは極々自然です。しかし、このチームがコートを作ろうとすると、ほとんどのメーカのほとんどの型番でグリーン色というのはラインナップされていません。そうなると、コート本体色=グリーンとするためには特注・別注で進める必要が出てきます(予算や納期に余裕があれば問題ありませんが)。もし、このチームがアンダーシャツ等でブラック色やネイビー色を採用していたとすると、コート本体色でブラックまたはネイビーを採用することは自然な流れとなってきます。
予算や納期によってチームカラーが制限されたりすることはあまり良いこととは言えませんが、チームのサブカラーに定番カラーを入れておくと融通が利く場面が出てきます。
 
 

2008年11月4日(火曜日)
「チームカラーの検証」

 
自分たちのチームカラーが何色であるか、各チームそれぞれ把握しているようです。しかし実際のご希望デザインを聞いてみると、どうもちがうような気がすることが時々あります。そういう時の検証法のひとつとして、ホーム/ビジタ/オルタネイトのうち別のスタイルに置き換えて考えてみるというのが有効です。この場合、シャツ種類やマーク書体などの形にこだわる必要はなく、たんに配色を別のスタイル向けに変えてみるだけで十分です。またできれば、帽子は本体もマークも何も変えずそのままにしておくと良いです。
3つのスタイルがすべて統一感をもっていれば、しっかりしたチームカラーがあり、かつデザインにも反映されていると言えます。反対に、それぞれが別々のチームに見えるようですと、自分たちのチームカラーについて思い違いをしているか、あるいはデザインが呼応していないと言えます。
 
 

2008年9月30日(火曜日)
「カラーを散らす」

 
ユニフォーム配色の基本的な法則として、シャツにおいてはチームカラーの全てが使われていて、パンツ・キャップにおいてもそれに準じてカラーを使う、があります。
たとえばチームカラーが、ブラック*レッド*イエローだとした場合、シャツ(シャツ本体とライン加工と胸マークや背番号など)においてブラック・レッド・イエローの3色を使っており、パンツやキャップにおいてもできるだけブラック・レッド・イエローの3色を使うようにする(パンツやキャップでは難しいので1〜2色でもよい)、となります。
より具体的な例で言えば
シャツ:本体はブラックに、イエローのライン加工、マーク配色がレッド*ホワイト縁
パンツ:本体はホワイトに、ブラックのライン加工
キャップ:本体はブラックに、レッドのつば、マーク配色がレッド*イエロー縁
となります。
こうした配色をとると、シャツだけを見ても、あるいはキャップだけを見ても、そのチームらしい色使いになるというわけです。
しかし、ユニフォームというのはシャツだけキャップだけで構成されるわけではありません。この原則からすると、各アイテムにおいて全てのチームカラーを採用しなくても良いのでは、という考え方もありえます。とりわけシャツ・パンツ・キャップの主要3アイテムをあわせたときに、チームカラーがすべて使われていれば十分だ、という解釈です。先ほどの例で言えば、
シャツ:本体はブラックに、ホワイトのライン加工、マーク配色がブラック*ホワイト縁
パンツ:本体はホワイトに、イエローのライン加工
キャップ:本体はブラックに、マーク配色がレッド
といったカラー配置でもきちんとチームカラーに配慮したデザインだと解釈することもできるわけです。パズルではありませんが、ユニフォームのアイテムを全て着用した時にはじめてあらわれてくるチームカラーなのです。
 
 

2008年7月31日(金曜日)
「4色のチームカラー」

 
まだチームカラーが定まっていないというチームにぜひ挑戦してもらいたいのは、チームカラーを4色にすることです。3色までならなくはないのですが、4色というのはすぐに想像ができません。
たとえばレッド・イエロー・グリーン・ブルーの4色のチームカラーとします。たしかに4つの色の組み合わせとしてはしっくりきます。しかしそれをユニフォームのデザインにどう適用するかとなると、かなり難しいです。
たとえばブルー・ライトブルー・パープル・イエロー。青系3色にアクセントのイエローが効いていて、ユニフォームにも適用できそうです。しかし青系3色というところにどうもひねりが見えません。
プロ球団で有名なところでは、ホワイト・ブルー・ブラック・ゴールドがあります。ホワイトが1色に数えられているので、ユニフォームのデザインに適用するのはいくらか易しいです。
さて4色をつかったすてきなチームカラーが思い浮かびますか?
 
 

2008年7月15日(火曜日)
「チームカラーは変えられるか?」

 
メインのチームカラーを変えられるか?なにかとても重要なことに思えますが、変えられます。できないことはありません。ただチームカラーを変えたことで、チームの中で他のなにかも変わってゆくかもしれません。良い方に変えてゆくしかない、とあらかじめ心づもりはしておいた方がよいです。
プロ球団でもチームカラーを変えることは極々稀にあります。ただやはり球団オーナの変更、チーム名の変更と同時になされる方が圧倒的です。つまりチームカラーを主目的に変えようというのはほとんどありません。
チームカラーを変えるか変えないかよりも、もっと重要なのはチームカラーが定まっているかいないかです。実は、プロ球団でもチームカラーが定まっていないチームがいくつかあって、コロコロふらふらとユニフォームが変わって、なんだか選手も落ち着かないだろうなと思います(果てはチームの成績まで芳しくないように観察されます)。
 
 

2008年5月26日(月曜日)
「チームカラーが決まってもシャツカラーは決まらない」

 
チームカラーが決まっていても、シャツカラーは自動的には定まりません。もちろんいくつかの候補に絞られてきますが、それでも比較・検討してみなければならない数は多いと言えます。
たとえばチームカラーがネイビー*レッドだとしましょう。この場合、主なシャツカラーの候補は次の14通りになります。
単色シャツ:ホワイト、グレー、ネイビー、レッド
チームカラーがアクセント:ホワイト*ネイビー、グレー*ネイビー、ホワイト*レッド、グレー*レッド
ホワイトまたはグレーがアクセント:ネイビー*ホワイト、ネイビー*グレー、レッド*ホワイト、レッド*グレー
チームカラーで構成:ネイビー*レッド、レッド*ネイビー
実際の検討・打合せではさらに、キャップやその他のアクセサリィ、マーク配色等も考慮に入ってきますので、膨大なパターンが生まれてきます。重要なシャツ色を早めに定めてしまうことが、制作のポイントのひとつだと言えます。
 
 

2008年3月10日(月曜日)
「チームカラーがホワイト色」

 
メインのチームカラーがホワイト色だという野球チームは、100チームのうち1チームあるかないかというとても珍しいケースです。
ホワイトというのは純真・潔白など、カラーの印象としてはなかなか好ましいものを持っています。
しかし悩みの種は、ユニフォームのデザイン。メイン・チームカラーがホワイト色とすると、シャツ色と胸マーク色の組み合わせは基本的に以下の4通りしかなく、しかもいずれもデザイン上の難点をかかえています。
(1)シャツがホワイト色ベースで、胸マークがホワイト文字(またはグレー文字)*ブラック縁ベース。
(2)シャツがグレー色ベースで、胸マークがホワイト文字(縁色はある程度自由)。
(3)シャツがホワイト色ベースで、胸マークがブラック文字(縁をつける場合はモノクロ)。
(4)シャツがブラック色ベースで、胸マークがホワイト文字(縁色はある程度自由)。
正統なデザインは(1)(2)ですが、シャツ色と胸マーク文字色が同じ系統なので、見た目の良さの観点からは難しいものがあります。
残りの(3)(4)はなかなか引き締まったコーディネイトなのですが、これは実はメインチームカラーがブラック色のチームと同じデザインになってしまうのです。つまりデザインだけからは、ホワイトとブラックのどちらがメインのチームカラーなのか判定が難しいのです。
 
 

2008年2月5日(火曜日)
「ブラック・ネイビー・レッド・ブルーで80%」

 
チームカラーで人気があるのは、ブラック・ネイビー・レッド・ブルーの4色です。統計的に約80%のチーム様が採用しています。現時点の日米プロ球団で見ても同様です。
この4色に共通する方向性を一言で言えば「圧倒感」だと思います。力強さとはまたちがう概念です。眼前に迫り来るようななにか、他のカラーには負けないなにかが、この4色にはあります。
その圧倒感ゆえに、この4色はサブカラーにとどまらない危険性もあります。たとえば、練習向けのシャツだからといって、サブカラーのレッド色をシャツ色に採用したりすると(シャツ色にサブカラーを採用するのはOK)、後年、レッド色がそのチームのメインカラーに取って代わったりもします。
 
 

2008年2月1日(金曜日)
「帽子ツバ色は重要です」

 
キャップのツバ色は、まず必ずチームカラーに数えられます。つばカラーは胸マークの文字色の次に重要だと言っても過言ではありません。
たとえば、キャップがネイビー単色なのか、ネイビー*レッドつばなのかでは、まったく印象が変わってきます。帽子だけ見ても意味がちがいますが、ユニフォーム全体で見ても相当な変化が生じます。
しかもアンダーシャツやベルト、ストッキングの持つ影響度とはちがってきます。なぜ違ってくるのかは明確にはできませんが、おそらく、キャップが人間の頭部=重要なパーツに身に付けるものだからです。加えて、アイテム全体で=帽子全体でひとつの色であるべきものが、なぜかツバだけ別の色になっているからだと思われます。
 
 

2008年1月17日(木曜日)
「シャツ色と胸マーク文字色はどちらが主役か?」

 
たとえば、あるチームのチームカラーがレッド色だとします。しかし多くのメンバーの意向はネイビー色をユニフォームに使いたいとします。
この場合、シャツ色にはレッドとネイビーのどちらを採用すればよいでしょうか? 胸マークの文字色はどちらがふさわしいでしょうか? チームカラーがレッド色である以上、胸マーク文字にレッドを採用するのがふさわしく、ネイビーはシャツ色にとどめるべきだと思いにます。
胸マークのロゴはチームの象徴です。そこだけ取り出しても、そのチームらしさが表れる必要があります。シャツ色は見た目の面積を多く占めますが、シンボル的には主役ではありません。できるだけ胸マーク文字色=チームカラーであるべきです(ただしシャツ色にチームカラーを採用し、胸マーク文字色にホワイトまたはシルバー系統を採用した場合をのぞく)。
 
 

2007年12月21日(金曜日)
「ベルト色の重要性」

 
ベルトのカラーは、野球ユニフォームのコーディネイトを考えるときに案外と重要です。どうして重要かと言うと、ベルトの占める面積が少ないからです。
たとえば、グリーン色がチームカラーだというチーム。このチームがシャツやアンダーシャツに、グリーン色を採用するのは極自然なことです。代わりに、ブラック色やネイビー色を採用したらどうでしょうか? ブラック色やネイビー色がメインのチームカラーかもという思いも生まれてきます。
けれど、ベルトにブラック色やネイビー色を採用すると、それほど強い主張にはなりません。あくまでもグリーン色がメインのチームカラー。ブラック色やネイビー色はサブカラー。それでいてブラック色やネイビー色の方向性によってユニフォーム全体が引き締まって見えます。
強いチームカラーを主張しないけれど、ユニフォーム全体にある方向性をプラスできる。それがベルト色のデザイン的な機能です。
 
 

2007年12月10日(月曜日)
「チームカラーとシャツ色」

 
チームカラーはユニフォームのどこで見分けるのか? これは実はとても奥の深いテーマです。かつて自動判定システムを作ろうとしましたが、法則性が複雑で、すっきりした理論まで確立できていません。
そんな構想の中でひとつ気づいたことは「シャツ色はメインのチームカラーを表さなくてもよい」ということです。たとえばメインのチームカラーがレッド色であるチームは、シャツ色をレッドにしなくてもよいということです。
「なんだ、そんなこと当たり前じゃないか」と思われる方が多いと思います。まあ、そうなんですけど(笑)。でもこの着想に立って、いろいろなチームのユニフォームを眺めたり、あるいは新しいユニフォームを考えると、いつもとちがった発見があるものです。

 
 
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