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はじめての野球ユニフォーム作り
〜スピリットをかたちにする〜

サイズ編



2010年2月23日(火曜日)
「ジュニア用は大人用より小さい」

 
あたりまえのことですが、ジュニア用ユニフォームは、大人用ユニフォームよりも小さいです。その小ささの差というのは、大人用サイズでいうところのSサイズとMサイズのちがいではなく、SサイズとXOサイズのちがいぐらいあります。このため、大人用の胸マークをそのままジュニア用ユニフォームに取り付けることはできませんし(一回り以上小さくする)、背番号も高さで5cmほど変えてゆきます。
選手によっては小さい方がいらっしゃいますが、その方がジュニア用ユニフォームを着用するとなると、マークの大きさ等、確認しておくべきことが出てきます。
 
 

2010年2月10日(水曜日)
「大人だけどジュニアサイズ」

 
メンバーの中には身長・体格が小さい方がおられて、一番小さい規格Sサイズでも大きくて合わないという場合があります。あるいは選手の中に、メンバーの子供、中学生や高校生が入っていると、これまたSサイズでは大きいとなってきます。こうした時は、同じデザインのジュニアサイズを転用するのがよいです。ただし同じデザインでジュニアサイズがあるかどうか、あるいは特注・別注で対応できるかどうは、アイテム毎にちがってきます。
また仮にジュニア用ウェアが手に入ったとしても、大人と同じ大きさのマークを入れられない場合があり、その場合は、プラスのマーキング加工賃が必要とされる可能性も出てきます。
 
 

2009年6月4日(木曜日)
「サイズの不思議」

 
野球ユニフォームのサイズ表記は基本的に、「S.M.L.O.XO」といった区分が使われます。これらは英語の省略・頭文字に由来し、「S」は「Small」=小さい、「M」は「Medium」=中間、「L」は「Large」=大きい、「O」は「OverLarge」=さらに大きい、「XO」は「ExtraOverLarge」=とっても大きい、となっています。
しかし、現実のサイズ需要は、Lサイズが一番多く、次にOサイズ、そしてようやくMサイズといった具合です。中間であるはずのMサイズの需要は、三番手ぐらいなのです(良くて二番手)。Lサイズが一番需要が多いということは、このサイズこそが中間=Mサイズと呼ぶべきではないかという気もします。まあ、S〜XOという5段階で、真ん中のLサイズが一番需要が多いという意味では納得できなくはないのですが。
それと、このサイズ区分では、身長に連動して、胸囲やウエストも広くなってゆきます。こうなると背高ノッポの人や幅広の人には対応しづらいのです。身長区分は3段階でよいので(例:160cm/170cm/180cm)、それぞれに細め・標準・太めというものがあれば良いなと思います。
 
 

2009年4月7日(火曜日)
「上下別々のサイズでよい」

 
野球ユニフォームのシャツとパンツは、ほとんどの場合、上下別々のサイズで大丈夫です。シャツがLサイズで、パンツがOサイズでもよいといったことです。世の中の上下セットの衣類には上下ともに同じサイズでなければならないものもありますが、野球ユニフォームではまずありません。野球ユニフォームは、シャツやパンツ、そのほかのキャップやアンダーシャツ等が、それぞれ別のアイテムとして認識されており、サイズ選びに関してもかなり自由です(反面それらのアイテムをいろいろ組み合わせるという面倒さもあります)。
 
 

2009年3月11日(水曜日)
「背高のっぽサイズ」

 
野球ユニフォームには、背高のっぽ(背が高くやせている)に対応したサイズが、通常サイズの中にはまずありません。特注・別寸で作るしかありません。野球・スポーツをやっている人はある程度、筋肉質で標準以上のがっちりした体型になることが統計的に多いので、背高のっぽのサイズをラインナップする意義が少ないのも分かります。しかし、反対の幅広体型に合わせた規格(L-5やO-6、O-8等)が通常サイズにあることも見ると、、背高のっぽ用のサイズが1つや2つ通常規格の中にあってもよいのではと思います。たとえば、身長が180cm程あるのに=O寸相当なのに、胸囲や胴囲がM寸しかないという選手がいらっしゃいます(2チームに1選手はいるようにも観察されます)。
 
 

2009年1月23日(金曜日)
「サイズ展開がちがう」

 
同じメーカであっても、ウェアの品番によっては、サイズ開がちがっています。たとえばA商品ではS.M.L.O.XO.O-6.O-8展開であるのに、B商品ではM.L.O.XO.2XO展開だったりします。商品の特性・性質上サイズ展開を変えている場合もありますし、在庫管理(できるだけ在庫を持ちたくない)の都合上変えている場合もあります。
ただ定番サイズには欲しい規格がなくても、特注・別注であれば希望のサイズを作れる場合が多いです。
 
 

2008年12月25日(木曜日)
「別寸の必要データ」

 
シャツやパンツで別寸を作る場合、それぞれ以下の身体データが必要です。
シャツ:身長、胸囲(できれば胴囲も)
パンツ:身長、ウエスト、仕上がり股下(できればヒップ、ももまわりも)
しばしば体重をご連絡いただくことがありますが、体重は参考程度にしかなりません。その体重でどういう身体つきになっているかは人それぞれだからです(筋肉質の人もいれば、骨太の人、そうでない人も)。
 
 

2008年9月8日(月曜日)
「サイズ表記の基準」

 
野球ユニフォームのサイズは、どのメーカでもJASPO(社団法人・日本スポーツ用品工業協会)規格にもとづいていることが多いので、同じサイズであればメーカが異なってもあまりずれることはありません。メーカAのLサイズで合う人は、メーカBのLサイズでも合うことが基本です。
メーカ毎・アイテム毎に素材の厚さや伸縮性、あるいはシルエット特性がちがってきますので、場合によってはワンサイズぐらいずれることがありますが、あくまでも「場合によっては」です。基本的には、今のサイズでぴったりならば、他のメーカの製品でも同じサイズでよいでしょう。
それよりも気をつけたいのは、年齢や訓練による体形の変化です。成長期の子供たちは1年も経てば、同じサイズというわけにはゆかないでしょう。大人であっても、新しくユニフォームを買い換えるのはだいたい5年以上経過していますから、残念ながらお腹まわりが出てしまっていることもあります(笑)。髪型・頭髪量が変われば、帽子のサイズ具合も変わってきます。

 
 
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