2010年3月11日(木曜日) 「500円、1000円の差が大きい時」 1着あたりのユニフォーム代金が500円上がったからといって、それほど大きな差には感じないかもしれません。1,000円ちがってくると、ちょっと考えようかなとなります。 しかし会社チーム、あるいは部費でユニフォーム代金を管理しているチームにとっては、その500円、1,000円の差も大きいです。チームの人数分を掛け合わせれば、すぐに総額で10,000〜20,000円の差になってくるからです。 2010年3月1日(月曜日) 「2,000円の差」 チームの考える予算と実際の見積価格とでは、差があることが多いものです。差がおおむね1着あたり2,000円を超えてくると、チームが支払える限度を超えてきます。1,000円ぐらいまでの差であれば、なんとか調整できる範囲です。逆に言うと、ユーザが思うよりも2,000円以上安いものを提供できれば、即買いの提案だと言えます。まあ、なかなかそういう提案は存在しないのですが。 2010年2月26日(金曜日) 「下がる客単価」 低価格志向あるいは不況ということもあって、野球ユニフォームの単価もここ1〜2年でぐっと下がってきました。1着あたり2,000円ほど下がっているのではないかと思われます。客単価が下がった理由は、(1)アンダーシャツとベルトとストッキングは買わない。(2)背ネームやワッペン等のオプション的なマーキングを付けない。(3)パンツと帽子を作り替えない、があります。 2010年2月17日(水曜日) 「予算を話すのは作法」 「ご予算は?」と聞かれると不快に思う人もいますが、予算をユーザとお店でお互いに把握しておくことは、お互いの大切な時間にとって有効です。予算を大きくオーヴァしていれば、商品についてどんなに詳しく説明してみても意味がないでしょうし、逆に、予算に余裕があれば、新しいオプションを付け加えたり、商品ランクを上げたりするという選択肢も見えてきます。とくに値段があってないような野球ユニフォームのオリジナルオーダにあっては、予算というのは要です。 2009年12月21日(月曜日) 「金額が見当つかない原因」 野球ユニフォーム作りで、ユーザの皆さんはなかなか金額の見当がつかないと思います。1,000〜2,000円前後するのは、もう大当たりです。希望予算より10,000円以上くいちがっていることなど日常茶飯事です。 この原因・責任は、やはりメーカや販売店にあるのかなと思います。カタログを開いていただければ分かりますが、たいてい「マーク代は別途」と記載されていて、「じゃあ、いったいこのユニフォームを手にするのに、いくらかかるのか」ということがさっぱり分からないからです。たしかに、受注生産でオリジナル性が強い世界だというのは分かりますが、あまりにも非公開過ぎるかもしれません。少なくともモデル価格というものがもっと公開されてもよいかなと思います(反省をこめて)。 2009年11月24日(火曜日) 「まず金額が知りたい」 お問い合わせの中で、多くのユーザから出る第一の言葉は「金額が知りたい」というものです。これは確かに分かります。金額は大事ですし、野球ユニフォームの世界自体、金額が分かりづらいからです。しかし、販売店・作り手にとっては、金額だけ知りたいと言われてしまうと「結局安いものが欲しいだけなの?」「具体的な希望もなく金額など出せない」という壁に当たってしまうのも事実です。つまり、お客様は「とにかくおいしい料理が食べたい」と言っており、料理人は客がどんな料理が食べたいのか分からないという状況です。もう少し具体的に要望を出してもらえれば、料理人も腕のふるいがいが出てきます。メニューがあれば良いともいえますが、メニューがない世界を楽しむが野球ユニフォーム作りのひとつの面でもあります。 2009年7月30日(木曜日) 「予算はたったひとつ!?」 野球ユニフォーム作りではしばしばデザインの候補は複数ありますが、予算というのはなぜかたったひとつであることが多いです。予算は満たすべき厳しい条件ではありますが、それを含めてどう考えるかの自由があってもよいと思います。10,000円のプラン、15,000円のプラン、20,000円のプランといった話し合いも実りあるものかもしれません。 2009年6月30日(火曜日) 「無理な予算」 まったく無理な予算で、制作を進めることはもちろんできません。さらに、無理な予算だと、いったいどこをどうしたら現実的になるかさえ、考えつくことができません。いわゆる相場と2,000〜3,000円のひらきならば、「ここを変えてみましょう」「割愛しましょう」「どちらが大切ですか」といった提案も出てくるものです。けれど、さすがに相場と7,000円以上ひらいてくると、いったんチームに持ち帰っていただき、根本からの考え直しが必要になってきます。 2009年5月28日(木曜日) 「セカンダリィシャツの浮いた金額で」 セカンダリィシャツは、従来のユニフォーム・シャツと比べて価格が安いです。さらに片胸マークにしたり、マーク箇所や色数を減らせば、\6,000前後で立派な試合用シャツを作れます。従来の試合用シャツよりも2,000円以上は安いと言えます。この2,000円というのは、シャツ単体で見ればたいした金額差ではないのかもしれませんが、さらに帽子やパンツ、その他のアクセサリィもそろえる時にはありがたい金額となってきます。 2009年5月15日(金曜日) 「マークを1行でおさめると」 胸マークや帽子マークを1行でおさめると、マーク単価を標準価格のまま抑えることができます。文字が2行や3行になったり、ちょっと変わったヒゲ(あし、棒など)が付くと、通常の1行マークではなくなる=マーク面積が広くなるので、単価が1.3倍から2倍近くになることもあります。 2009年1月7日(水曜日) 「アバウトな値付け」 野球ユニフォームの単価にはアバウトな面があります。たとえばウェアのサイズがちがっても基本的には同じです。実際にはSサイズとXOサイズでは大きさがちがいますから、材料費・加工費が変わってくるはずです。しかし製品単価としては同じです(ジュニア用だったり別寸だったりすると変わってきますが、これは例外と言えます)。 またマーク文字数や書体によっても変化することが少ないです。「Cats」というチーム名と「IriomoteCats」というチーム名で胸マーク単価が変わることは少ないです。メーカ・お店によっては、たとえば背番号1桁と2桁で金額設定を変えているところもありますが、「11」と「88」では同じ金額だったりします。 きちんと原価・売価を計算するよりも、分かりやすい価格に設定するという方が、ユーザにとってもメーカ・販売店にとってもメリットがあることが多いです。 2008年12月16日(火曜日) 「一般ウェアより安い」 野球ユニフォーム一式を一番安くそろえると\15,000前後で可能です。これはある意味安いと言えます。とくに各チームのオーダ品(オリジナルなデザインで、かつ少ロット生産)であるという点を考慮するとそう思えます。一般の既製品カジュアルウェアでも、ある程度の機能・素材のものを上から下までそろえると同じぐらいの金額になってしまうはずです。自動車にたとえると、野球ユニフォームはスポーツウェアですからレーシングカーです。高性能ですが値段が高くて当たり前です。しかしそれが一般の自動車と同じぐらいの価格で売っていたらそれは驚きと言えます。 2008年11月11日(火曜日) 「ある意味安い」 野球ユニフォームは20,000円もあれば一式そろえることができます。高いと言えば高いですが、オーダー品であることを考えれば安いかもしれません。世の中の衣服にはシャツだけで数万円もするものがあります。数年間使うことを考えれば、その時に高いか安いかだけでなく、納得のゆく品質・デザインかも見た方がよいと言えます。 2008年10月15日(水曜日) 「2009年の価格はアップ予想」 原材料費等の高騰により、2008年はいろいろな物の値上げが話題になりました。野球用品でもその影響は出てきています。2009年にかけてはさらに値上がり(5〜10%ほど?!)するというメーカ・アイテムも出てくる可能性は十分あります。もちろん反対に、企業努力で価格をおさえるメーカ・アイテムもあるとは思いますが、どちらかと言えば少ないと思います(あくまで現時点での予想)。 景気が良いという状況ではなく懐具合が厳しいかもしれませんが、もし来年のユニフォーム買い替えを予定しているなら、2008年内=値上がりの可能性前にすませてしまうのも一手かもしれません。 2008年10月10日(金曜日) 「価格のあたりをつける」 野球ユニフォームは、受注生産品、オリジナル商品という性格がとても強いので、チーム毎の価格はまちまち、ばらばらになることが多いです。しかし、世の中に存在する他の商品と同じく、野球ユニフォームでもだいたいの価格を知っておくことはたいせつです。 と言いたいところですが、あまりにもばらばらなので、販売店でも把握することは難しいです。1回1回電卓をたたいて計算する方が迅速・確実であると言えるほどです。 そんな中で、これは当てはまるなあというのは「1着あたり20,000円を用意できれば、ほぼ希望通りに作れる。15,000円だとある程度自由に作れるが、制限・割愛も出てくる。」です。 2008年8月27日(水曜日) 「背番号は胸マークよりも安い」 背中に付ける背番号と胸マークの大きさを比べると、背番号2桁は2倍近く大きいです。1桁でも同等以上です。しかしマーク単価で見ると、背番号の方が半分ぐらいというのが相場です。 背番号の書体は一般に、各マーク工房がすでに所有しているリストの中から選びます。大量生産の原理が働くので安くできるのです。対して胸マークは各チーム毎のもの。より受注生産色が濃くなるので背番号よりも高いのです。 2008年8月12日(火曜日) 「予算制限があると1つ決まる」 予算があると、それにおさまるようなデザインが1つは決まります。必ずしも他のデザイン希望を全て満たすとは限りませんが、とにかく1つは候補が出来上がります。 予算に余裕があれば、なにかマークを付け足してもよいでしょうし、オーヴァしているようであれば何かを削らなければなりません。そういう考えるための基盤が1つできあがります。 2008年8月11日(月曜日) 「予算オーヴァなら削る」 たいてい、自分たちの希望通りのユニフォームで見積もりをとると、予算を大きくオーヴァすることがあります。予算アップが難しい場合は、なにかを割愛して見積もり金額を下げることになります。 この場合のポイントは、削る・やめるということです。ちょこちょこっとした変更では1,000円〜2,000円ほどしか下がりません。たとえば2色マークだったのを1色マークにしても、予算内にはむかわないでしょう。ですから、背ネームをやめる、アンダーシャツを買わない、そういった大胆なカットが必要です。 2008年6月26日(木曜日) 「袖マーク2つでワッペン価格」 袖マークは刺繍で入れると@1,400前後です。右袖と左袖に入れれば計@2,400前後。この金額になれば片方の袖にワッペンを付けることも可能になります(デザイン等によってはもうすこし高いですが)。もし両袖マークを付ける予定ならば、袖ワッペンも十分視野に入ってきます。 2008年5月29日(木曜日) 「長持ちするパンツを選ぶ」 野球ユニフォームの価格を、長い目で見て安くおさえるためには、長持ちするパンツを選ぶことがポイントの1つだと思います。 試合用パンツの販売価格は1本あたり3,500〜5,500円ぐらいです。パンツを買い換えずに済めば、ずいぶんと金額をおさえられることになります。 パンツを長持ちさせるためには、(1)耐久性のよいものを選ぶ、(2)スライディングを多用する人はパッド補強をしておく、(3)別のシャツにも対応できるデザインにする(奇抜なライン加工を付けない等)の3点があります。 2008年5月28日(水曜日) 「少しずつ買い換える」 野球ユニフォームを一式買い換えるとなると、一般的には14,000円以上、できれば20,000円ほど必要になってきます。4〜5年使うことを考えれば安いかもしれませんが、一度に出費する金額としては安くはないと思います。 一式そろえた方がお得度がアップする場合もありますが、今回はシャツだけ作り替える、帽子だけ新しくする、といった形態もありだと思います。そうすると、その時の出費額自体はかなり低いものになります。 またメンバーによっては、各自でパンツやアンダーシャツあるいはキャップ等を買い換えている場合もあります。最近新しくしたばかりだと、ユニフォーム一式を買い換えることには大きな抵抗があります。 2008年5月27日(火曜日) 「安い価格には裏がある」 どんな商品でもそうですが、安い価格には理由があります(反対に高いなりの理由もある)。野球ユニフォームでもそれは言えます。 ユニフォームも衣類ですから、素材・縫製のレベルが価格形成に大きな影響を与えます(マーキングも同様)。素材の質を落とし、縫製の手間を省けば、その分安く仕上がります。 多少のばらつきはあるものの、高いもの=良いものという基本的な傾向はあります。シビアに考えない限りは、あとはチームの予算に合うものを選ぶしかないのかなと思います。 素材・縫製のレベルは、シャツのデザインや配色等とはちがって、目に見えにくいもの。カタログにも詳しい説明は載っていませんし、販売店も説明がしづらいところです。また完成した時点では発揮されず、長い年月(と言っても数年ですが)使用することによってはじめて違いが際立つ場合もあります。 2008年1月23日(水曜日) 「5,000円以内で買える物」 野球ユニフォームの中で5,000円以内で買える物は何があるでしょうか? キャップ:マーク付きで約2,300円より シャツ:セカンダリィシャツ+片胸マークで約3,500円より アンダーシャツ:半袖タイプで約1,700円より ベルト:約1,100円より パンツ:約3,600円より ストッキング:約800円より ソックス:約500円より 個別アイテムでみると5,000円あれば、何でも買えますね。 2008年1月9日(水曜日) 「マークをシンプルにすると、価格をおさえられる」 マークをシンプルにすることが、価格をおさえる最大のポイントだと思います。マーキングは各チーム毎の受注生産という性格が強く、その金額は安いものではないからです。胸マークの単価が、シャツ本体の金額より高いということも珍しくありません。 マークをシンプルにするとは、まずマーキングする箇所を少なくすることです。できるだけ、胸マーク・背番号・帽子マークだけにとどめることが理想です。胸番号や袖マーク、背ネームなどを付け加えてゆくと、すぐに1,000円〜3,000円は金額がプラスされてゆきます。 そして、マークの色数を少なくすること。3色マークや2色マークではなく、できるだけ1色マークで仕上げることです。 2007年12月11日(火曜日) 「数年ぶりの値上げ」 原油価格の高騰が、ついに野球ユニフォームにも影響を与えるようになりました。野球ウェアやマークの素材もまた原油をもとにするものがほとんどです。ここ数年は単価が下がる傾向にあったので、一気に逆流をはじめた印象です。来年度の単価は100円〜300円上がっているものが散見されます。 ですが「数百円の上昇で済んでいる」「値上げ製品が意外と少ない」とも言えます。ガソリンが1リットル@100円台だったのが、いまや@150円台なのに、です。企業努力で単価をおさえているというより、本当の影響がまだ出ていないという印象です。単価がいっそう高くなるのは2009年以降かもしれません。2008年の野球ユニフォームはまだまだお買い得? 2007年12月4日(火曜日) 「予算は\13,500〜17,500で」 予算はどれくらい見込んでおくべきか迷ったら、お一人様あたり13,500円から17,500円の間で考えてください。 安い方の13,500円であれば、選べるデザインは限られますがユニフォーム3点セット(シャツ・パンツ・キャップ)を新調できます。もちろんマークは刺繍ベースです。シャツとキャップの2点セットにすれば、なかなか豪華な内容にもできます。 高い方の17,500円であれば、ユニフォーム一式をそろえることも十分可能です。3点セットであれば、背ネームを付けたり、袖ワッペンを付けたりすることもできます。 17,500円を超えると、メンバー様全員の同意を得ることがなかなか難しくなると思います。 とくに、メンバーを増やしたい・募集しているチーム様は、17,500円以下が良いと思います。新しく加わる選手の気持ちも考えてみましょう。「ユニフォーム費用が高いから、チームに入るのをやめる」では困ってしまいますよね。野球・ソフトボールは、ユニフォーム以外にも、グラブやバット、スパイクなど道具もそろえる必要があります。 あと、予算は幅をもたせてください。「理想は○○円、+1,500円までは検討範囲」という具合です。 「絶対14,000円までしか出せない」と定められてしまうと、選べるセットやデザインが制限されてしまうことがあります(これはこれで決めやすいですが)。 また、他のメンバー様に「あと2,000円必要になった...」と相談するよりは、初めから多めに予算をとっておいた方がストレスなく(笑)検討が進められます。 |