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はじめての野球ユニフォーム作り
〜スピリットをかたちにする〜

ロゴマーク編



2012年8月24日(水曜日)
「片胸マークは見えない!?」

 
片胸マークは、試合中では意外と隠れてしまうことが少なくないです。右利きの人は、左手にグラヴ。それがプレイ中、いろいろな動作をする中で、片胸マークを隠すようになります。打撃でもそう。バットを構えて待っているときは、ヒジ辺りで片胸マークを覆ってしまいます。
片胸マークは価格が安いのが魅力ですが、試合中はちょっと寂しいのも事実です。むろん両胸マークになっても、半分は隠れ気味になってしまうのですが、それでもマークが付いているなという印象はしっかりです。
 
 

2010年4月20日(火曜日)
「ロゴマークで表現しよう」

 
野球ユニフォームというとシャツやキャップが主役のようにも見えますが、それは面積が多いだけ。ロゴマークこそがチームの第一の象徴です。もちろんロゴマークとウェアとの一体感も大切ですが、どちらが主で副であるべきかとなると、やはりロゴマークが主です。ロゴマークを中心に、ウェアも、あるいはワッペンも形作られていくのが王道と言えます。ロゴマークに形も色も思いも表現しよう。
だから、たとえば、ウェアのカラーにピンク色がないことは多いですが、それでもよいのです。ロゴマークでならば、技術的にきちんと表現できますし、またそうすべきなのです。
 
 

2010年2月8日(月曜日)
「両胸マークと片胸マーク」

 
両胸マークとは、右胸から左胸にまたいて大きくロゴマークが入るスタイルです。対して片胸マークとは、左胸だけにロゴマークが入るスタイルです。片胸マークの時は、1文字から3文字程度におさめる場合が多いです。
一般的には両胸マークの方が好まれていますが、片胸マークにこだわるチームももちろんいます。それぞれに良さがあり、またシャツとの相性もちがってきます。一概にどちらが良い/悪いでは論じられません。ただ費用面では明らかに片胸マークの方が500〜2,000円ほど安く済む場合が多いです。予算が限られているならば、まず片胸マークで検討してみるのがよいでしょう。
 
 

2010年1月19日(火曜日)
「字数と胸マーク書体」

 
チーム名・胸マーク文字によって、似合ってくる胸マーク書体というものが出てきます。6〜9文字であると、どんな書体でも合ってきますが、それを外れることも多いでしょう。
一般に、字数が少ないと、筆記体は似合いません。筆記体というのは、ある種のシャープ感、流れを大切にするものですが、文字数が少ないと、文字が横広になってしまい、良さが失われてしまいます。それならば思いきって片胸マークにしてしまうか、ブロック体のようなかっちりした書体の方が、書体の良さを引き出せます。
反対に文字数が多いと、これまた筆記体が似合いません。ごちゃごちゃとしてしまいますので、判読性が落ちます。ブロック体でも大差はないのですが、いくらかましです。あとは、もともと細身の書体を選ぶ、飾り気のない書体を選ぶと、ひとつひとつの文字に使える面積が広くなるので、胸マークの文字として通用してきます。
 
 

2010年1月13日(水曜日)
「筆記体ロゴをまず作る」

 
どのマーク書体がよいか迷ったら、一番確実なのはやはり、自分たちのチーム名・胸マーク文字で1つサンプルを作ることです。そして、もっとも需要のある筆記体系の書体で作るべきです。野球のマーク書体は独特ですが、コンピュータに内蔵されている筆記体書体でも多少の代用にはなります。
書体名と綴りだけでできあがり具合を想像できる人はやはり限られています。とにかくまず1つ作る。それを気に入るかどうかはまた別ですが、少なくとも自分たちのめざすマークがなにか分かってくることが多いです。
 
 

2009年11月6日(金曜日)
「クラシック書体が人気」

 
シャツやパンツの種類に流行があるように、マーク書体にも流行があります。ここ1〜2年で見ると、クラシックな書体が人気です。数年前からプロ野球でクラシックスタイル、復刻ユニフォームが取り入れられていますが、その影響がじわりじわりと出てきているようです。もともと野球ユニフォームの世界は、品位のあるデザインが好まれる傾向にあるので、ある意味、きっかけを得て本来の姿があらわれてきたと言えるかもしれません。相撲に江戸文字、野球にクラシック文字といったところでしょうか。
 
 

2009年11月2日(月曜日)
「ロゴへの愛着」

 
現在のチームロゴ(胸マーク書体)を新しいユニフォームでもそのまま採用したいというチームは、とても少ないです。100チームに1〜2チームあるかどうかです。これをもってチームロゴへの愛着がないと言うともできなくはないでしょうが、単に気分一新・ユニフォーム一新という意味合いの方が強いでしょう(これはこれで良いことです)。昔と比べるとプロ球団でもユニフォーム替え=ロゴ変更というケースが増えています。
あるいは業界の反省点として、プロ球団の書体を基本とし過ぎている点もあります。自分たち独自のチームロゴ書体ではないから愛着がわいてこないという面もあるように思えます。たしかに草野球各チームのロゴを考案するのはたいへんですが、長くチームに愛されるロゴを提案する力をメーカ・販売店は育ててゆく必要もあるように思えます。
 
 

2009年5月19日(火曜日)
「片胸マークの文字数」

 
片胸マークは、1文字から3文字で入れるのが一般的です。派生デザインとして、大き目の1文字+小さ目の複数文字というのもあります。片胸マークのメリットは、遠くからでも何の文字か分かりやすこと、およびマーク単価が両胸に比べると安いことです。しかし文字数が増えると、それだけ手間隙がかかりますので、だんだん両胸マークの価格に近くなってきますし、視認性も落ちてきてしまいます。文字数にかかわらない魅力としては、片胸であるがゆえのきりっとしたシャープ感です。
 
 

2009年4月15日(水曜日)
「ひげに2色」

 
両胸マークの文字の下側に、ひげ(ライン、棒、あし等とも呼ばれる)が付くことがあります。ひげを付けると力強さやシャープ感を出すことができます。そのひげで最近、2色づかい、場合によっては3色づかいというものが増えてきました。従来は、文字と同じ色、つまり1色で仕上げることが多かったのです(文字やひげの周りにつけるフチはのぞいて)。ひげを2色や3色にすると、文字との一体感・統一感は減ってきますが、逆にそれが文字を引き立てる効果を生み出したり、あるいはシャツ上でのアクセントになったりもしてきて、それなりにメリットがあります。
 
 

2009年4月13日(月曜日)
「似ている英文字」

 
野球ユニフォームのマークでは、英文字(A〜Z)がよく使われます。その英文字は意外と似たものが多くて、ちょっと離れて見たると、見分けが付けづらくなります。これは筆記体や花文字のような崩し文字・飾り文字だけでなく、ブロック体でも言えることです。たとえば、大文字「I」(アイ)と小文字「l」(エル)、大文字の「K」と「X」、小文字の「a」と「o」、大文字の「Q」と「O」などが似ていると言えます。
これにたいする対策は特に無くて、「読みづらいかもしれないけれど、全体として見ればかっこいいロゴだ」と納得してもらうしかありません。つづりのまちがいだけは気をつけなければいけませんが。
 
 

2009年3月6日(金曜日)
「帽子マークに絵柄」

 
野球のマークというと、文字が基本となりますが、帽子マークにかぎっては絵柄のみというのもありです。チームを象徴する動物や事物をあしらうのです。これはプロ球団でもしばしば見かけられるものです。帽子マークは刺繍で入れることが多いので、絵柄はある程度簡略化する必要がありますが、それでも文字とはちがった魅力があります。
 
 

2009年1月28日(水曜日)
「ロゴを部分的にカラー変更する」

 
胸マークや帽子マークで、ある一部分だけのカラーを変える、ということは可能です。たとえば「RedStars」という文字において、「Red」は赤色で「Stars」は黄色にしたいといったケースです。あるいはまた、胸マークの下側に付く「ひげ・あし」だけ、別のカラーにしたいといったケースです。ロゴの文字毎・パーツ毎にカラーを変えるのはさほど難しくはありません。最近では、昇華マーキング技術によって、グラデーション表現さえ可能になっているほどです。
一部分のカラー変えても、加工単価が変わらない場合もあります。ただイレギュラーなデザインと言えますので、その都度、お店・メーカに確かめてみてください。
 
 

2009年1月19日(月曜日)
「漢字ロゴは大きく、少ない字で」

 
漢字のロゴマークの時は、英文字よりも大きくすることがポイントです。同じ大きさの漢字と英文字を並べると、なぜか漢字の方が小さく見えがちです。
場合によっては、漢字ロゴは英文字ロゴの1.5倍以上でもいいほどです。同時に、マークを入れられる面積というのは限られているので、漢字ロゴのときは文字数を少なめにするのもポイントになってきます。
 
 

2009年1月16日(金曜日)
「先頭文字は大きく」

 
胸マークが英文字の時、先頭文字は他の字と比べて大きくするのが一般的です。どれくらい大きくするかというのは、書体や綴りによりますが、おおむね1.5〜2.0倍にします。先頭文字に、後ろにつづく文字たちを受けとめる迫力感がないと、ロゴマーク全体が弱弱しく見えてしまうためです。かといって先頭文字の大きさを2倍以上にすると今度は先頭文字だけ異常に大きくなってしまうので、2倍以内におさめることがほとんどです。
また、先頭文字は大文字にすることが一般的ですが、チーム名のあり方によっては意図的に小文字にすることがあります。ちょっとおしゃれ、POP、近未来な雰囲気を出せます。この場合、先頭文字だからといって大きくすることはほとんどありません。小文字であることの良さを保つためです。
 
 

2009年1月15日(木曜日)
「漢字ロゴの類型」

 
胸マークや帽子マークではしばしば漢字書体が採用されます。漢字はおもに「楷書体」「行書体・草書体」「明朝体」「ブロック体」の4つに分類できます。このうち後者「明朝体」「ブロック体」の2つは、野球のロゴマークとしては不人気です。視認性・判読性が高いですが、字としての面白み・ダイナミックさに欠けているとも言えます。その点「楷書体」「行書体・草書体」はいわゆる筆文字としての良い意味でのクセがあります。
もしメンバーの中に達筆の方がいらっしゃいましたら、書いていただくのもよいかなと思います。既製のフォントではないチームオリジナルのロゴが出来上がります。学校チームでは書道の先生が書いてくださることもあります。
 
 

2009年1月9日(金曜日)
「小さい胸マーク」

 
野球ユニフォームは力強さの印象を大切にすることが多いです。そういう観点からは胸マークというのはしっかりと大きく作る傾向にあります。しかし反対に、胸マークをほどよく小さく作るメリットというものもあるはずです。ひとつは、胸マークとシャツ本体との一体感、シャツ全体への視点重視です。大きな胸マークは迫力がありますが、シャツ全体への理解が薄まるとも言えます。もうひとつは機能的な軽さ・動きやすさ。やはり胸マークが小さいほど有利といえます。
 
 

2008年12月2日(火曜日)
「味のあるロゴ」

 
きれいに整っていなくても、魅力のある字があります。どうにも読みづらくても、なにかが伝わってくる字があります。一流の書道家の字などを見ると、その人のクセを超越した、字そのものが本来持っているかのような何かがそこにあるような気がします。いわゆる味のある字というものです。それと同じように、野球ユニフォームのロゴマークも、普通の意味できれいだったりかっこよかったりする必要性は必ずしもないのです。  
 

2008年11月21日(金曜日)
「点に色をつける」

 
たとえば小文字の「i」の上の円部分に、アクセントとなる色を付ける。マークの先頭文字だけちがう色にする。「O」文字の穴部分を星マークにかえて色もつける。一部分の色を染めるだけでグッとロゴマークがちがったものに見えます。
 
 

2008年10月1日(水曜日)
「シャツによって胸マーク幅がちがう」

 
シャツは、デザイン・型番によって、胸マークとして使える面積がちがってきます。とくに横幅がちがってきます。最近はコンビネーションシャツ・特注シャツで脇部分に切替パーツやパイピングが入るために、他のシャツと比べて横幅で2cmほど小さくする必要がある場合があります。2cmというと胸マークでは一回り小さい印象になります。
 
 

2008年9月29日(月曜日)
「bdfhkl」

 
胸マークの筆記体のとき、小文字部分に「b」「d」「f」「h」「k」「l」がある時は注意が必要です。
通常、先頭文字は大文字にして小文字部分より大きくします。けれど小文字部分に上記の6文字があると、それらは文字としての高さが大文字ほどあるために、先頭文字がしっかり大きく見えないことがあるからです。こうした場合には、先頭文字を通常よりも気持ち大きくすることで改善できます。
 
 

2008年7月22日(火曜日)
「片胸マークのメリット」

 
片胸マークは、両胸マークと比べると3分の1から2分の1ぐらいの需要・人気です。片胸マークのメリットは、両胸マークに比べて(1)2,000円ほど安い。(2)遠くからでも文字が識別しやすい。(3)軽い、動きやすい。(4)胸番号の意味・影響力が出てくる。
 
 

2008年4月9日(水曜日)
「ロゴマークの自動作成」

 
コンピュータ技術の発展により、胸マークや帽子マーク等のロゴマークは、自動作成化が日に日に進んでいます。キーボードでチーム名を入力し、マーク書体を選んで、作成ボタンを押せば、一瞬でロゴマークが出来上がります。家庭用のワープロソフトやグラフィックソフトでもそうした機能がありますが、プロ用・工業用ではさらに充実した機能となっています。
ライセンスやデータ容量の関係で、インターネットでの公開もまだまだ先かもしれませんが、夢物語ではなくなってきました(一部のサイトでは既に導入されていますが、機能的にはまだまだ不十分と言えます)。
では、いずれ人間のデザイナは不要になるかというと、やはりそうはゆきません。自動作成の出来具合のレベルを高めることはできますが、画竜点睛の部分は残るように思います。
理由のひとつは、作成ルールの複雑さにあります。基本的には文字配置・レイアウトの問題になるのですが、書体*文字数*使用文字*文字配列*文字意味の組合は多岐にわたります。ある程度のデザイン・ルールは確立されていますが、全てのルールを網羅してプログラミングするのは現実的に難しいと思います。不満足な基準で作成されたロゴマークは、見習いのデザイナが作成したレベルまで落ちることがあります。とりあえず野球のロゴマークの形にはなっているけれど、部分的には修正を必要とする(少なくとも修正の余地あり)ということです。
また、野球のロゴマークは芸術品ではありませんが、工業製品ではない。ロゴマーク作成に求められているのは精度ではなく魅力なのです。時にはデザイン・ルールから外れようとも、そのチームにとって価値あるロゴマークを作成することが大切なのです。コンピュータはルール通りに作成することはできるかもしれませんが、ルールから外れたものの価値を評価することは難しいのです。
 
 

2008年3月11日(火曜日)
「胸マーク色は3色が限界?!」

 
野球ユニフォームの胸マークで、4色(4層)以上というのはほとんど見かけません。1〜3色でほぼ100%近くになります。プロ球団でもほんの2〜3チームあるかないかです。
これにはもちろん金額的な要因もあります。1色、2色、3色、4色となるにつれて、価格が上がってゆくので、採用できるチームは限られてきます。また、マーク色が増えると、使うマーク素材(糸や生地)が増えるために、重さや固さが増してしまうのも難点です。
しかし理由はそれだけではなく、やはりデザイン的な観点も大きいように思います。たとえば4色マークの配色で、カッコイイものをすぐに思い浮かべられるでしょうか? 組み合わせパターンが多くて、かえって決めかねてしまうように思います。
また、胸マーク文字に対して、フチが3層も付くとなると、デザイン的にくどくなってしまいます。文字とフチとどちらが主役なのか分からなくなってしまいます。
 
 

2008年3月6日(木曜日)
「片胸マークの勝負所」

 
片胸マークを選ぶチームは約20〜30%です。しかし統一価格のスペシャルセット(クイック100やバリューセット等)ですと、その割合は減って10%前後になります。つまり価格が同じならば両胸マークの方が選ばれる。片胸マークが選ばれる理由のひとつは価格というわけです。両胸マークと比べると2,000円前後安くできます。
片胸マークの難しいところはもうひとつ、マーク書体に依存する割合が高いのです。両胸マークであれば、言葉は悪いですがゴチャゴチャとしているので、書体がなんであれそれなりにカッコ良く見える傾向があります。しかし片胸マークでは、文字と書体との相性がずばり問われるのです。事前にイメージをよく検討・確認することが欠かせません。
 
 

2008年2月29日(金曜日)
「ロゴマークをアレンジしよう」

 
近年、シャツの種類が増えたせいか、シャツのいろいろな組み合わせが、打合せの中で大きなウェイトを占めているように思えます。しかし、それと同じくらいか、あるいはもっと、オリジナル・ロゴマークの検討に時間をさいてもよいのではないかと思います。ロゴマークはチームの象徴です。オリジナリティを追求すべき一番大切なところだと思います。
ところが、ここでひとつ問題があります。オリジナルのロゴマークを考案するというのは多大な労力を必要とします。プロ球団はよく独自のマーク書体を生み出し採用していますが、それはそれだけの経済的な基盤があるからです。草野球チーム様への対応ではなかなかそうはいきません。
ただ、既存の書体を組み合わせたり、配置をアレンジするだけでも、なかなかのオリジナリティを出せることが多いです。たとえば、書体Aは、丸みを帯びた筆致で右上がり。書体Bは、先頭文字がユニークでアーチ状。この2つの書体を組み合わせてみると、先頭文字がユニークで、その他の文字は丸みを帯び、アーチ状になっているという新しい書体が誕生します。あるいは、筆記体のひげを別の書体のものに変えてみるだけでもずいぶん違ってきます。
 
 

2008年2月20日(水曜日)
「胸マーク書体の分類とひげ」

 
胸マーク書体は大きく4つに分類できます。「筆記体」「ブロック体」「飾り文字(花文字など)」「日本語」です。おおむねこの順番で人気・需要があります。
このそれぞれにストレート、右上がり、アーチ等の配置・変形をかけますが、それは二次的な分類・被効果だと言えます。
配置・変形よりも重要なのは「ひげ」とか「あし」と呼ばれるアクセントです。よく文字の下にある長い棒のようなものです。文字の末尾からつながっていたりもします。他のスポーツではあまり見られない野球らしいロゴの特徴と言えます。
 
 

2008年2月13日(水曜日)
「マークにおける繊細さの壁」

 
文字数が多いと(目安として10文字以上)、両胸マークはひとつひとつの文字が細くなり、繊細な印象になります。とりわけ筆記体系の胸マーク書体です。
チーム名の意味が繊細さとはちがう方向性なのに、胸マークが繊細になってしまうと、ユニフォーム全体の印象がチグハグになってしまうかもしれません。文字の一部を省略してみたり、あるいは思いきって1〜3文字の片胸マークにしたりしてみた方がよい場合もあります。
たとえば「PowerfulBombers」というチーム名。力強さを感じさせる名前ですよね。しかし両胸マークにそのチーム名すべてを入れ込むと、弱い印象の胸マーク・デザインになってしまいます。ですから胸マーク文字は「Bombers」か「P.Bombers」か「PB」(片胸)とするのがよい場合が多いです。文字数が少ない=ひとつひとつの文字が大きく太くなる=力強さを感じさせるからです。
また、胸マークの繊細さが意図したものだとしても、背番号が難しいです。番号書体はどういうわけか力強さを方向性として持っていることが多く、繊細さの方向性をもつ番号書体は稀です。
 
 

2008年1月25日(金曜日)
「胸マーク書体にはふさわしい頭文字がある」

 
野球ユニフォームの胸マーク書体のほとんどは、プロ野球団(日本プロだけでなくメジャーリーグを含む)をもとにしています。
各球団が採用する胸マーク書体は、それぞれのチームコンセプトやチームカラーとともに、そのチーム名のつづり、とりわけ頭文字に似合っているかどうかも考慮されています。つまり胸マーク書体によって、ばっちり決まる頭文字もあれば、そうでもない頭文字もあるわけです。
ですから、カタログ等に載っている書体リストでカッコイイなと思っても、自分たちのチーム名に当てはめてみるとそうでもないなという時があります。逆に、本家のプロ野球団よりも、自分たちのチーム名の方が似合う場合もあります。
一概には言えないのですが、スタッフを悩ませる頭文字は「C」「I」「O」です。文字としての飾り気が少なく、どのマーク書体でも作成にいっそうの気づかいが必要です。
 
 

2007年12月26日(水曜日)
「ロゴマークの継承と変化」

 
野球ユニフォームを作り替える時に、現在の胸マークや帽子マークのロゴデザインをそのまま使う場合があります。メンバーみんなが気に入っているロゴマークを残す・引き継ぐというのは、チームの伝統づくりに強い影響力を発揮すると思います。

 
 
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