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はじめての野球ユニフォーム作り
〜スピリットをかたちにする〜

コンセプト編



2013年12月2日(月曜日)
「渋いよりも、明るい」

 
野球ユニフォームのコンセプト、方向性に迷ったら、渋いデザインよりも、明るいデザインを作る方がよいと言えます。とりわけビジネスではない草野球にとっては大切かもしれません。
白黒のモノトーンだけでデザインされたユニフォーム。ほとんど見かけませんが、これはこれでとてもシャープでかっこいい。けれど、練習や試合でみんなが集まった時、陽気になるかというとそうではなく、どちらかと言えば引き締まる、悪く言えば緊張する印象のデザインです。
ですが、どこかワンポイントだけでも、それはワッペンに入った黄色い星マークであったり、帽子の穴かがりのイエローであったりすると、ユニフォームの中に明るさ、希望の印象が見えてきます。闘志をかき立てるようなレッドのライン加工でもよいかもしれません。
プロ野球やメジャーリーグを見渡してみても、渋い色だけでまとまったユニフォームのチームは極めて少ないです。どこかで上手くレッドやイエローを採り入れていることが多いです。
明るいカラーが入っていないと、強さ・厳しさによって結びつく印象です。しかし人は、どちらかと言えば、明るさ・温かさによって結びつくのです。
 
 

2012年1月27日(金曜日)
「力強さ、シャープ感、シンプル」

 
デザインの方向性にはいろいろありますが、もし野球ユニフォームのデザインにとって大事な3つを挙げるとなったら、力強さ、シャープ感、シンプルではないかと思います。
力強さは線を太くすることや直線的であることで表現でき、シャープ感はその逆に線の細さや滑らかさで増してきます。この2つと対局にあるのがシンプルで、単純で装飾が少ないほど良さが出てきます。
 
 

2011年6月30日(木曜日)
「ロゴと柄はちがう」

 
ロゴマークと衣服の柄では、その法則や方向性等はちがいます。ですから、一般のカジュアルウェアで良いなと思える柄でも、野球ユニフォームのロゴマークには、実際の転用・応用することが難しいです。たとえば、すてきなチェック柄の衣服があったとして、それを野球ロゴマークに技術的には応用できますが、どうもしっくり来ない仕上がりになります。もはや野球ユニフォームではない感じです。
では、マークではなく、ユニフォーム・ウェア本体ではどうか。これもまたちがっています。カジュアルウェアでは素材感や色合いもその美しさ・楽しさを構成する要素となっていますが、野球ユニフォームでは限られた素材や色しか採用できません。基本的なシルエットも固定されていますので、どうも自由がききません。カジュアルウェアの持っている良さというものはそのまま当てはまりにくいです。むろん、部分的に当てはめてみても、なんだかへんてこりんな衣装になってしまうだけです。
野球ユニフォームでは、まずロゴマークありき。ロゴマークにはロゴマークの歴史・伝統があって、それを引き継いだデザインでないと、野球ユニフォームらしさが出ない。そして、ウェア本体はあくまでも脇役でしかない。ロゴマークを引き立てるような、少なくともロゴマークと自然に一体となるようなデザインでないといけない。
 
 

2011年4月25日(月曜日)
「物語は力になる」

 
たとえばチームカラーが赤のチームがあるとして、単にユニフォームが赤であることは、それ以上でもそれ以下でもありません。しかし、赤を採用したことの由来、意味があると、そこにふくらんでくるものがあります。たとえば「我がチームは最後の1球まで一生懸命プレイをするんだ。その情熱を赤色に込めた。」という由来を知ると、選手が(あるいは応援者や敵側が)ユニフォームを見る目が変わります。9回裏二死無塁、点差9点というとても苦しい打席に立ったときにでさえ、ふとユニフォームが力を与えてくれるかもしれません。色は色、デザインはデザイン。それは外形にすぎませんが、外形になにがまとわりついているのかは、人が(思いこみで)決めます。
 
 

2010年11月24日(水曜日)
「らしさ、伝統」

 
野球ユニフォームらしいというのは大事です。単にデザインとして素晴らしいということが成立することはありますが、それだけでは欠けるものがあります。「らしさ」や「伝統」というのは、思考の、デザインの自由を奪う面もありますが、先人の良いところをしっかり受け継いだ(そして発展もさせた)という意義もあります。
野球ユニフォームらしさの感覚を一番学べるのは、やはりプロ球団のユニフォームです。彼らのユニフォームを、デザインを、とことん学んでみる。馴染んでみる。
 
 

2009年9月28日(月曜日)
「あっさりだけど、すごい」

 
単色シャツにマークとライン加工だけ。帽子やパンツもきわめてシンプル。このスタイルは、今でも、10年前でも、あるいはもっと前からでも作れる野球ユニフォームのデザインです。これで人をうならせるようなデザインを作れたら、すごいです。どんな時代にも通用するデザインです。基本がしっかりできているデザインなので、セカンダリィシャツや切替シャツ、コート等への応用・展開も十分できるでしょう。アメリカ大リーグのユニフォームのデザインはそんなものが多いです。
こうしたデザインがおさえるべきポイントは何でしょうか。ひとつは、胸マークの先頭文字にあったマーク書体を選ぶこと。一番目立つ胸マークの先頭文字がかっこよく決まると、わりあい他は何とかなるものです。それからできれば、周りのチームがあまり採用していないマーク書体を使うこと。同じようなマーク書体をつかっていては、やはり独自性が出ません。
二つ目は、胸マーク書体にあった、背番号書体を選ぶこと。マーク書体には、丸みがある、尖っている等の方向性があります。胸も背中も統一性があってはじめて、ユニフォーム全体としての方向性も生まれてきます。ちなみに帽子マークは、胸マーク書体を基準にすることが多いので、大丈夫です。
三つ目は、できあがった後に「ああ、あのチームは○○のユニフォームだよね」と人にすぐに覚えてもらえるような特徴・魅力をもつこと。自分たちのユニフォームは一言で言えばこうだと言えるなにかを作り上げること。これは全体のバランスの中で生まれてくることなので簡単なコツはありませんが、究極のポイントはこれに尽くように思います。
 
 

2009年9月9日(水曜日)
「20年つづくユニフォーム」

 
寿命・耐久性の問題で、ユニフォームは数年に1回(長くても10年に1回)は作り替える必要があります。その時にたいていデザインを変えてしまうものです。これは普通のことだと言えばそうにちがいありませんし、実際デザインが変わる楽しさもあります。しかし、今後20年間デザインを変えないという立場で、ユニフォームを考えることもありだと思います。20年あきられず好かれるデザインを考えるというのは相当なことです。チームのあり方そのものにも深くふれなければなりません。
 
 

2009年8月20日(木曜日)
「こだわりが活きるシンプルさ」

 
デザインに対するこだわりがより活きてくるのは、それ以外の特徴がよりシンプルである時です。たとえばマーク配色にこだわって、とてもユニークなロゴマーク色にしたとしても、ベースとなるシャツ本体が華美であれば、せっかくのこだわりのマーク配色も存在感がうすれてしまいます。こういう時は、思いきって真っ白のシャツでライン加工も付けずにおいた方が、マーク配色が映えてきます。もちろん物事には相乗効果というものがありますから、こだわり*こだわりでより大きななにかを表現できる場合もあります。しかし、組み合わせる要素が増えれば増えるほど、出来上がりの印象を予測しづらくなる(少なくとも膨大に考える必要が出てくる)ものです。こだわりのポイントがあるならば、その他はシンプルにする、これが手法のひとつです。
 
 

2009年4月10日(金曜日)
「鳥が多い?」

 
チームのマスコット・シンボルとして採用される動物の中では、鳥類が多いような気がします。「龍や虎ではちょっと強すぎ。かといって爬虫類や両生類(や昆虫)はどうも弱い。魚類は陸のスポーツである野球にはちょっと馴染みにくい。哺乳類となるとどうも戦闘的ではないような」といった心理でしょうか。鳥は、空を飛ぶので自由や上昇、嘴や足爪でシャープ感も出せるので、人気があるのかなと思います。
 
 

2009年1月29日(木曜日)
「闘志、楽しさ、威圧感」

 
野球ユニフォームの印象に求める方向性は大きく3つに分けることができると思います。ひとつは選手たちの闘志が湧いてくる、高まるようなデザイン。もうひとつは、みんなで楽しくプレイする、活動している雰囲気を盛り上げるデザイン。これら2つは自分たちのチーム向けですが、最後に、相手チームにどう見えるかという観点から、威圧感があって手強そうだなと思わせるデザインがあるように思います。ご相談・見積時の傾向からすると威圧感を求めるチームが圧倒的に多いように思います(「強そうに見えるデザインにしたい」等)。
闘志系と威圧系の方向性・デザインには通じるものが多くありますが、視点が自分側にあるのか相手側にあるのかは、心のあり方・プレイのメンタルコントロールがまったくちがってくるように思います(どちらが良い悪いではなく)。
 
 

2008年12月1日(月曜日)
「飾り付けない強さ」

 
シンプルなデザインの野球ユニフォームには「はっ」とさせられることが多いです。たしかに昔と比べて特注シャツや複雑なロゴマークなど豪華なデザインのユニフォームが増えていて、その対比で驚くことがあるのかもしれません。しかし、それをのぞいても、やはりシンプルなデザインにはエナジィ・生命力と言ってもよいものを感じることがあります。これはきっと野球ユニフォームだけに言えることではなくて、あらゆる芸術や工芸品にも言えることなのかもしれません。
 
 

2008年11月25日(火曜日)
「目に見えて存在する具体的ななにか、あるいはたとえ」

 
野球ユニフォームを作るときに何かしらのテーマやコンセプトを持つチームは少なくないと思います。しかし、たとえば「強そうなユニフォームを作りたい」「かっこいいユニフォームを作りたい」というだけでは、どんなチームでも考えることです。わざわざ「弱々しいユニフォームを作りたい」と考えるチームはまずいないでしょう。強さやかっこよさは誰もが求めるもので、あなたのチームの要望にはなりきっていないと言えます。また、いつの時代のだれが見ても、強くかっこいいユニフォームを作ることもできません。
デザインのテーマやコンセプトは、目に見えて存在する具体的ななにか、あるいはたとえを挙げるようにしてください。「シャープな雰囲気のデザインにしたい」ではまだまだ明確性に欠けます。「星をイメージしたユニフォームを作りたいのだが、輝きではなくシャープ感を強調したい」「力強さを出したいのだが、筋肉モリモリのようなものではなくて、大きな岩や柱のように静かだけど頼りがいのあるものがいい」となれば、大きな手がかりとなるでしょう。
 
 

2008年8月4日(月曜日)
「部分的な真似」

 
プロ球団のユニフォームやカタログ記載のサンプルで「ここの部分を取り入れて(真似して)欲しい」というご要望をいただくことがあります。そういう箇所はたしかにそのデザインのもっとも魅力的な点だったりします。
しかし、その一部分だけを取り入れても、あまりカッコよくならない、上手くゆかない場合があります。魅力ある点は、それ単独で魅力があるわけではなく、ユニフォーム全体の中に置かれたときに魅力的であることも多いからです。他の箇所を変えてしまえば、魅力がその輝きを失ってしまうのです。参考にした点をデザインの中心にすえたりすることはかまわないのですが、同時に、それを活かすように周りも調整をする必要があります。たとえるなら、魅力的なネクタイがあったとして、それをTシャツに付けてもカッコ良くはない、ということです。
 
 

2008年7月29日(火曜日)
「7:2:1のコンセプト」

 
バランスをとりつつも、各チームの個性が出るようなユニフォームにするためには、どんなコツがあるでしょうか?
方法のひとつは、中心となるコンセプト70%:それとは反対の要素20%:アクセント10%とすることです。「ある:補う:突く」「人:盾:剣」とも言えます。
たとえば、渋いデザインのユニフォームを作りたいとします。しかし、これでは本当に渋くなってしまうだけです。これを補うような明るさの要素も20%ほど混ぜ合わせると、渋さがかえって活きてきます。しかしこの2つだけでは、ある意味凡庸です。もう1つぐらい何かアクセントとなるような要素も加えてみるのがよいでしょう。ただしアクセントとなるぐらいの強さがあるので、ほんのわずか10%ぐらいの割合とするわけです。色でたとえれば、ブラック70%:ホワイト20%:レッド10%という具合です。
 
 

2008年7月23日(水曜日)
「カラーは支配的だ」

 
野球ユニフォームにとって、カラーは影響力が大きいです。とりわけ大きいと言ってもよいと思います。大きく括れば、カラーの他にはあと2つの要素がありますが、影響力としてはカラー60%:シャツやパンツ等の形や柄20%:マーク書体20%ぐらいの割合だと思います。カラーを抜いてしまえば、どこのチームだか分からなくなるでしょう。
人によってはカラーを重要視しません。そういう人にとっては、たとえば特注シャツをどう配色するかはどうでもよい事柄です。単色シャツなのか、ストライプシャツなのか、特注シャツなのか、ぐらいの関心しかないと思います。しかし、カラーに関心がないという人はとても少ないように観察されます。
 
 

2008年7月1日(火曜日)
「新しさとユニークさ」

 
新しさとユニークさはどうちがうものでしょうか?
新しいということは、今までにないということだけでなく、今までに見たことがない(実は存在していたが現在ほとんど知られていない)ということでもあります。最新のユニフォーム・デザインを取り入れるだけでなく、プロ球団の過去のユニフォーム(おおむね10年以上前)を参考にするとヒントが得られるかもしれません。
ユニークさというのは、単なる奇抜さとはちがいます。そのチームらしさと言えるようなデザイン、価値です。ユニークさを求めた結果、新旧の流行デザインに近づくこと、あるいは他のチームと似通うこともあるかもしれません。
ただし、現状のユニフォーム・デザインに満足していない時は、今までのユニフォームにない新しさを取り入れることが必要です。その新しさがチームに何かをもたらしてくれるかもしれません。もちろんその新しさがユニークさも満たしていればベストです。
 
 

2008年6月25日(水曜日)
「海と空」

 
「海」と「空」をユニフォーム・デザインの中心コンセプトにするケース。
まず両方ともブルー系をメインカラーに使うことになると思います。カラーにおいてちがいを出そうとするなら、「海」はマリンブルー色やエメラルドグリーン色を取り入れてみるとよいでしょう。グリーン寄りのブルー色は「空」にはあまり結びつきません。対して「空」ではホワイト色を大胆に使うとよいです。こちらは雲や翼を連想させます。
「海」は波に結びつきます。そして波は、線(できれば曲線)や繰り返しのリズムと結びつきます。ストライプやライン加工(とりわけ2本ライン、3本ライン)との相性も良いです。
「空」はクウ・カラとも読み、何も無いことも意味します(日本語はよくできたものです)。マーキングはごてごてさせずに、あっさりと仕上げた方が良いと言えます。
「海」と「空」に共通することとしては、色の変化、グラデーションを挙げたいと思います。海も空も見た瞬間、目には色の変化が入ってきます。時間とともに表情も変えます。両方ともブルー系統のある1色だけでなく、2色3色とつかうことで、自然の空や海の雄大さに近づくように思います。あるいは最近登場してきたグラデーションシャツや昇華マークを採用してみるのもよいでしょう。
 
 

2008年6月5日(木曜日)
「整合性を求めない、突き抜けろ!」

 
デザインにとって全体のバランスを考えることは大切です。けれどバランスばかり優先してしまうと、おとなしい面白みのないデザインに成り下がってしまいます。こだわってこだわって、どうしても採用したいデザインがあれば、他を犠牲にしてもいいじゃないですか。まとまりが無くっても、とても魅力的で個性的なデザインになることだって大いにあります。
すっごくカッコいいロゴマークが作れたから、シャツなんかホワイト単色でライン加工なんかいらない。ありえないようで素晴らしい特注シャツの配色を考えついちゃったから、マークなんかそっちのけ。超軽量にこだわったので、ウェアもマークも必要最小限。背ネームだけはどうしても付けたいので、他はいろいろと割愛。背番号・胸番号・袖番号・腰番号・帽子番号・アンダーシャツ衿番号を付けて、スーパー番号ユニフォーム。常識の足かせを、価値観の檻を、突き抜けるアイデアがきっとあります。
 
 

2008年5月23日(金曜日)
「相手チームにどういう印象を与えるか」

 
野球ユニフォームは、自分たちが気にいっているかどうか、カッコイイと思えるか等だけでなく、相手チームにもどう見えるかを考えてみるのもたいせつです(もっと広げれば観客・応援者にも)。
相手チームが「このチーム強そうだな」とか「チームワークが良さそうだな」とか「すげぇ打撃力がありそう」とか、そういう印象を与えられたら良い、と普通は考えます。
しかし、「このチームとまた戦いたいな」とか「こいつらと試合すると楽しい」とか、そういう友愛の方向でデザインを考えてみるのもありではないか、と思ったりもします。
ゲームなのだから勝ち負けにこだわって当然、つまり相手を圧倒するようなデザインであって正統です。けれど同時に、ゲームだからこそ、相手に対する尊重、互いに楽しむ精神も忘れないようにしたいです。プレイやマナーだけでなく、ユニフォームのデザインにもそれを求めてよいなとふと思いました。
 
 

2008年4月28日(月曜日)
「強さにもいろいろ」

 
1色マークや2色マークの注文がなぜなくならないのか? 単色シャツの注文がなぜなくならないのか?
価格の問題を別にすれば、ひとつの答えは、デザインのシンプルさを求めているというもの。方向性としては確かにそうです。しかし、出来上がったユニフォーム全体をながめてみると「うわっ、なんか強そう」と見えることが少なくありません。野球ユニフォームはデザインそのものが独立してあるわけではありません。着て、プレイして、結果が出る。そういう大きな背景から見れば、シンプルさだけを追求するのはなんか変です。
デザインに強さを求めた結果、たまたまシンプルになっただけ。強さの方向性にもいろいろ。豪華な強さもあれば、素朴な強さもある。
 
 

2008年2月6日(水曜日)
「草野球ならではのデザイン性」

 
プロ球団では絶対に採用しないようなデザインがあります。草野球ユニフォームならではのデザインです。
たとえば、しゃれの効いたチーム名、丸みのあるマーク書体、絵柄のはいったロゴマーク、ピンクやイエロー主体のシャツなどなど。
これらは、真剣さが似合うプロ球団ではその良さが出てきません。楽しさやユーモアを前面に打ち出せるのは草野球チームならではと思います。
 
 

2008年1月31日(木曜日)
「飾りつけるのではなく、引いてゆく」

 
真っ白な野球ユニフォームがあると想像します。そこにライン加工を付けたり、マークを付けたりすると、各チームのユニフォームになる。形の流れから見ると確かにそうですが、本当のユニフォーム作りは逆じゃないかと思うことも少なくありません。
チームへの思いや新しいユニフォームに対する期待。それらはモアモアとしたもので、ユニフォームのデザインに盛り込みたいことはたくさんあるけれど、ひとつひとつをシャープにして、色にして形にしてゆく。最終的に豪華なデザインになっても、どこか軸のしっかりしたシンプルさも感じる。そういう時に、しっくり満足できるユニフォームが出来上がるように思います。
 
 

2008年1月21日(月曜日)
「作った後のイメージ」

 
野球ユニフォーム作りは、程度の差こそあれ、チームにとって一大イベントだと思います。完成するまでに、なんだかんだ1ヶ月ぐらいはかかりますし、デザインで熱くなれば(もめれば?)思い出深いものになります。新規に立ち上げたチーム様にとっては、それこそ我が子誕生に近いものがあるかもしれません。
ただ、作っておわり、じゃないわけです。むしろ、そこから新しいチームとしての活動が始まるわけです。それは販売店ではなかなかイメージできません。
野球ユニフォーム作りはともすると、安いかどうか、かっこいいかどうか、早く納品できるかどうか等が話題になりがちです。でもそれは作る過程の問題であって、作った後のチーム活動には直接的には関係ないわけです。
上手くまとまりませんが、チームの中におけるユニフォームの位置。それは根源的には、各チームの皆さん自身でしか考えられないように思います。
 
 

2007年12月6日(木曜日)
「ファッション雑誌の服装ってどう?」

 
野球ユニフォームにとってカタログ(広い意味では当社のホームページ等も含めて)は、ファッション雑誌のようなものです。
ファッション雑誌には「最新の」「流行の」デザインが載っています。ときには雑誌自らが提案する「次に来る」スタイルや、トップモデルたちの「プライベートの」服装が紹介されています。
そのデザインを自分も着てみたいか? そのスタイルを着ている人を見てどう思うか?
もちろん、かっこいい服装の方がいいに決まっています。でも、そのかっこよさとは誰がどうやって思うものなのでしょうか? そうした視点を忘れないようにしたいです。

 
 
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