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はじめての野球ユニフォーム作り
〜スピリットをかたちにする〜

2010年1月



2010年1月29日(金曜日)
「売りたいもの、売れているもの、欲しいもの」

 
どんな商品にも言えることですが、お店が売りたいものと、実際に売れているものと、ユーザが本当に欲しいものとはそれぞれちがっていることが多いです。
野球ユニフォームの場合、お店が売りたいものというのは、面倒なユニフォーム作りを簡単な打ち合わせでできるもの、しかも利益がとれるもの、というのが一般的でしょうか。実際に売れているものというのは、チーム毎の受注生産ということもあって一括りにはしにくいですが、手頃な価格で、けれど選べるデザインが限定されたユニフォーム3点セットが多いでしょうか。さて、ユーザが心から欲しいものは?
 
 

2010年1月28日(木曜日)
「何を求めているかは知っておくべき」

 
ユーザというのは実際に使って効果があればよいわけで、一々商品の詳細について知識として知っている必要はありません。リモコンは操作できるが、中身の構造は知らなくてもよい、といったことです。これは野球ユニフォーム作りについても言えることです。ユニフォームの素材やら作りやらについて特に詳しくなくても誰でも買えますし使えます。しかしまた、他の製品と同様に、商品に詳しければ自分の好みにあったものを適切に選ぶこともできるというのも事実です。少なくとも、自分がユニフォームに何を求めているのか(デザイン?安さ?機能性?廃れない?)を知っていれば、販売店やメーカにそれにあった商品が存在するのかどうかは聞けます。
 
 

2010年1月27日(水曜日)
「文字の高さはちがう」

 
文字の高さというのは、同じ書体でも、ひとつひとつちがっています。一般的には、丸みのある文字の方が若干大きく設計されています。たとえば「O」は「I」よりも若干高いことが多いです。丸みのある文字は、角がない分、占有面積が狭くなって、小さく見える傾向にあります。同じ高さの四角と円を並べて見ると、円の方が小さく見える(実際面積も小さい)という視覚効果と同じです。高さを若干持たせることで、この錯覚の溝を埋めようというわけです。野球ユニフォームの胸マークの場合、先頭に丸みのある文字が来たときは、角張った文字よりも若干大きめに作った方がかっこよくなります。
 
 

2010年1月26日(火曜日)
「25人を超えると」

 
1チームのメンバー数が25人を超えると、チーム内で1軍2軍、あるいはAチームBチームといった区分けが必要になるかもしれません。野球の出場選手は9人、交替を含めても1試合あたり15人前後しか出場できないと思います。そうなると、試合に出られない人が出てくる。これがずっと固定化するようですと、チームの士気・団結にかかわってきます。チーム内で紅白試合をできるようにしたり、対外的にも2つ以上対戦できるようにしないと、草野球のチームの形態としては難しいかなと思います(普通は大人数になる前に入部規制したりしますが)。
実際に2つのユニフォームを持つチームもあり、その2つのデザインがまったくちがう場合もあれば、色ちがいでデザインされている場合もあります。
 
 

2010年1月25日(月曜日)
「具体的に、分かりやすく、繰り返し」

 
人はある物を具体的に想像すると、その物が欲しくなります。目をつぶってもはっきりと思い浮かべられるほど、その物についての情報が頭に入っていると、その傾向が強まります。野球ユニフォームも同じです。デザイン、仕様、金額など、明確になっている項目が多いほど、メンバーの合意・納得を得られやすくなります。単に「ユニフォームを作り替えよう」と提案しても説得力がないということです。できるだけ具体的に、分かりやすく、繰り返しアピールすることです。
 
 

2010年1月22日(金曜日)
「たたき台、予算上限」

 
野球ユニフォームは、その構成・デザインによって値段がまちまちです。ここがユーザと販売店との垣根のひとつです。ユーザとしては、諸々の内容によって、妥当な価格かどうか考える。一方、販売店としては、諸々の事項が決まらないと、価格を出せない。2つが主張し合ったままだと堂々巡りです。
解決案は2つ。ひとつは、とにかくまずたたき台を作ること。ユーザの希望をできるだけ満たす内容で進めてみた場合、いくらかになるか。もうひとつは、内容にかかわらず、金額そのもとして出せる上限を定め、その中で作れるものを考えてみる。
 
 

2010年1月20日(水曜日)
「100%の合意なんて」

 
野球ユニフォームは、チームのみんなで決めるものですが、満場一致、100%の合意というものはまずありえないです。もちろん、渋々であろうと全員の合意をとりつける必要はありますが、多少の不満というものは残るものです。そういう観点からは、全員が納得できる完璧なプランをチームに提案する必要はありません。しっかりとした軸を持つが、詳細はみんなの話し合いで決まってゆく。それでよいと思います。
 
 

2010年1月19日(火曜日)
「字数と胸マーク書体」

 
チーム名・胸マーク文字によって、似合ってくる胸マーク書体というものが出てきます。6〜9文字であると、どんな書体でも合ってきますが、それを外れることも多いでしょう。
一般に、字数が少ないと、筆記体は似合いません。筆記体というのは、ある種のシャープ感、流れを大切にするものですが、文字数が少ないと、文字が横広になってしまい、良さが失われてしまいます。それならば思いきって片胸マークにしてしまうか、ブロック体のようなかっちりした書体の方が、書体の良さを引き出せます。
反対に文字数が多いと、これまた筆記体が似合いません。ごちゃごちゃとしてしまいますので、判読性が落ちます。ブロック体でも大差はないのですが、いくらかましです。あとは、もともと細身の書体を選ぶ、飾り気のない書体を選ぶと、ひとつひとつの文字に使える面積が広くなるので、胸マークの文字として通用してきます。
 
 

2010年1月18日(月曜日)
「道理と理論」

 
物事には道理があって、それから外れると痛い目をみることが多いです。デザインも然り。人が一般的にどういう印象を持つかということを常に頭におきながらデザインすると、大きく失敗せず、成功する確率が高くなります。
しかし、人が自分の頭で考え出しただけの理論だと、そう上手くいかない場合も出てきます。道理も理論も、拠り所となる法則にはちがいありませんが、きちんと現実の事実から出発しているか、それに根ざしているかのちがいはあります(もちろん、きちんと検証された理論は役立つ)。
野球ユニフォーム作りにおいても、デザインの法則性をわきまえることは大切。しかし、自分だけの考えで押し通そうとすると、上手くまとまらない場合も出てきます。この場合の道理とは、チームのみんなが納得・合意できたものです。自分(だけ)はカッコイイと思っていても、チームのみんながそう思わないのであれば、「ああ、みんなの感じ方の方が正しいんだな」と思うことが道理にかなうことなのです。これはユーザと販売店に置き換えてみると分かりやすいです。ユーザはこちらのデザインが欲しいと言っているのに、販売店が「いや、別のデザインの方が絶対に良いですよ」と主張したところで商売にはなりません。どんなに販売店員の目が肥えていようとも、お客が要らないものは売れないのです(販売店をチーム内の少数派に置き換えてみてください)。
 
 

2010年1月15日(金曜日)
「豪華と気品のカラー」

 
豪華と気品は似ているようでちがいます。カラーで言うと、豪華は金色や暖色で、気品は銀色や暗色によって、構成されることが多いです。たとえばマーク配色で、レッド*金フチは豪華、ネイビー*銀フチは気品だという印象を一般には受けます。レッド*銀フチ、あるいはネイビー*金フチとなると両者の中間といったところです。
 
 

2010年1月13日(水曜日)
「筆記体ロゴをまず作る」

 
どのマーク書体がよいか迷ったら、一番確実なのはやはり、自分たちのチーム名・胸マーク文字で1つサンプルを作ることです。そして、もっとも需要のある筆記体系の書体で作るべきです。野球のマーク書体は独特ですが、コンピュータに内蔵されている筆記体書体でも多少の代用にはなります。
書体名と綴りだけでできあがり具合を想像できる人はやはり限られています。とにかくまず1つ作る。それを気に入るかどうかはまた別ですが、少なくとも自分たちのめざすマークがなにか分かってくることが多いです。
 
 

2010年1月12日(火曜日)
「切替シャツにもライン加工」

 
切替シャツ(コンビネーションシャツ)や特注シャツにも、ライン加工をほどこすことができます。切替シャツや特注シャツというと、シャツ自体に豪華さ・見栄えがしますが、さらにライン加工を加えることで、力強さやシャープ感をプラスできます。これは単色シャツの時と変わらない効果です。
 
 

2010年1月8日(金曜日)
「とりわけフロントライン加工、サイドライン加工」

 
ライン加工は、ユニフォームに力強さ、シャープ感、色のアクセントを与えてくれます。とりわけフロントライン加工(シャツ正面から見てY字に見えるライン)とサイドライン加工(パンツ横の脚に沿ったライン)がそうです。デザインになにか締まりがないな、足りないなと思ったら、フロントラインやサイドラインを付け加えてみるとよいでしょう。
 
 

2010年1月7日(木曜日)
「黒は白より強い」

 
ブラック色とホワイト色はともにモノクロ系ですが、ブラック色の方がカラーとしての存在感は強いです。補助色にブラック色を採用すると、それはしっかり第二、第三のチームカラーとして認知されることが多いです。対してホワイト色は、あくまでもデザインを構成する補助色のままです。チームカラーにカウントされにくいとも言えます。
 
 

2010年1月6日(水曜日)
「芽が出るのは2年目」

 
野球ユニフォームでは、新しい商品(シャツ型、新素材など)が登場してきても、実際に人気が出てくる・たくさん売れ出すのは2年目からです。どんなにメーカや販売店が自信のある良い商品だと思っていても、最初の1年は思ったようには売れません。しかし2年目以降になると、なぜか急に売れ出します(もちろんヒットし続けない商品も数多くあるが)。
 
 

2010年1月5日(火曜日)
「2010年のカラー予想」

 
予想をするだけ本当に無駄ですが、2010年の野球ユニフォーム(のチームカラー)は、ブラックとネイビーとホワイトのカラーが勢力を伸ばすかなと思っています。
しばしば商品のカラーについて言われることですが、好景気の時には重厚なモノクロ系(ブラック、ホワイト、シルバー等)が流行り、不景気の時にはカラフルなものが流行する。これが当てはまれば、あまり景気のよくなりそうもない2010年は(野球用品業界もいろいろと話を聞く限りでは然り)、カラフルな野球ユニフォームが流行りそうではありますが、なんだか2010年は、カラフルにしようとさえする元気もなくて、こぢんまりと落ち着いた色、すなわちブラック、ネイビー、ホワイトにまとまってしまいそうな気がします。
いいじゃないですか、無理に元気を出さなくったって。モノクロになったって。でも、チームのみんなのきもちは大事に。それはいつの時代だってできます。

 
 
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