『ユニフォ』
ユニフォーム コート マーキング サイズ表 カタログ シミュレーション 問合・手続き 会社情報
 

はじめての野球ユニフォーム作り
〜スピリットをかたちにする〜

2007年12月



2007年12月27日(木曜日)
「背番号は主張する」

 
背番号というのは、選手を識別するための記号ですが、野球ユニフォームにとっては重要な要素です。とくに背中に付ける狭い意味での背番号は、印象作りに少なからぬ影響を与えます。背番号は顔よりも広い、というわけです。
背番号の書体は、胸マークと同じような方向性で選ばれる時もあれば、あえて印象を変えてみる時もあります。たとえば胸マークがシャープな書体だったら、番号書体もシャープにそろえるのもよし、あるいは力強い番号書体にするのもよし。カラーについても、胸マークとそろえる時もあれば、意図的に変える時もあります。
しかしやはり、背番号は主役ではないように思います。背番号が書体にせよカラーにせよ、あまりにも目をひくものであると、ユニフォーム全体のバランス、胸マークの重要性を損ねてしまうので、注意が必要です。
 
 

2007年12月26日(水曜日)
「ロゴマークの継承と変化」

 
野球ユニフォームを作り替える時に、現在の胸マークや帽子マークのロゴデザインをそのまま使う場合があります。メンバーみんなが気に入っているロゴマークを残す・引き継ぐというのは、チームの伝統づくりに強い影響力を発揮すると思います。
ただしマーク書体にも流行り・廃りがあります。服や歌と同じです。時期に応じたわずかな修正でしたら検討の価値があります。プロ球団でずっと同じマーク書体を採用している(ように見える)チームがありますが、よく調べてみると、わずかな変化が観察されたりもします。
 
 

2007年12月25日(火曜日)
「春はどうして混み合うのか?」

 
野球ユニフォームのご注文は、毎年、春(2〜5月)にかけて、とても混み合います
どうして混み合うかと言えば、あたり前のことですが、生産能力を上回るご注文・需要が発生するからです。野球ユニフォームも、他の野球用品と同じく1月前後に新商品が出ます。それに合わせて、皆さん購入・買換を行う傾向があります。
だいたいの数字で解説すると、ある工場の(業界全体と置き換えてもよい)月間の生産能力が10とすると、春は毎月13〜15のご注文を頂きます。工場を朝早くから夜遅くまで、あるいは休日返上で稼働させても生産能力は13ぐらいまでしか上がりません。どうしても毎月毎月、こなせないご注文が出て、それを繰り越してしまい、どんどん納期のお時間をいただくようになってしまいます。
「だったら、春の需要に対応できるよう生産能力を大幅にアップさせれば良いのでは!?」という考えが当然でてきます。シンプルに考えてみて、答えはそれしかありません。しかし、いまだにどのメーカでもこれを実行していません。設備投資のコスト等々、困難な問題があるとは思いますが、これが現状です。
そんな現状のなかで、ユーザの皆様へのお願い....! お問い合わせはお早めに、納期には余裕を持ってください。どうかよろしくお願いいたします。
 
 

2007年12月21日(金曜日)
「ベルト色の重要性」

 
ベルトのカラーは、野球ユニフォームのコーディネイトを考えるときに案外と重要です。どうして重要かと言うと、ベルトの占める面積が少ないからです。
たとえば、グリーン色がチームカラーだというチーム。このチームがシャツやアンダーシャツに、グリーン色を採用するのは極自然なことです。代わりに、ブラック色やネイビー色を採用したらどうでしょうか? ブラック色やネイビー色がメインのチームカラーかもという思いも生まれてきます。
けれど、ベルトにブラック色やネイビー色を採用すると、それほど強い主張にはなりません。あくまでもグリーン色がメインのチームカラー。ブラック色やネイビー色はサブカラー。それでいてブラック色やネイビー色の方向性によってユニフォーム全体が引き締まって見えます。
強いチームカラーを主張しないけれど、ユニフォーム全体にある方向性をプラスできる。それがベルト色のデザイン的な機能です。
 
 

2007年12月20日(木曜日)
「カラーの呼び方」

 
野球ユニフォームの世界で、カラーの呼び方が問題になる場合があります。トラブルをふせぐために、制作の際には必ずユーザ様とスタッフで意味合いを確認する必要があります。
とくに気をつけたいのは「シルバー」「ゴールド」です。
「シルバー」は、「きらきらした銀」「うすいグレー」、まれに「単なるグレー」の3種類をさす場合があります。
「ゴールド」は、「きらきらした金」「濃いイエロー」「黄土色」の3種類をさす場合があります。
たとえば、お客様から「胸マークはシルバーで縁取って」とお伝えいただいた場合、「そのシルバーというのは、銀糸なのか薄いグレー糸なのか?」を確認する必要があるわけです。
 
 

2007年12月19日(水曜日)
「帽子本体のスタイリッシュさ」

 
一般に、縦長のものの方が、横長のものよりも、シャープでスタイリッシュに見えます。
では、帽子・キャップはどうでしょうか? 本体部分の高さを増せば=より縦長にすれば(シルクハット程ではないにしても)、スタイリッシュに見えるでしょうか? 否、反対に厳つい感じ、力強い感じに見えるようになります。
キャップの場合は、ツバを長くするとスタイリッシュに見えます。わずか1cmほど長くするだけで、ずいぶんちがって見えます。最近ではプロ球団でツバ長仕様を採用するチームもちらほら見かけます。
現在、ツバ長仕様に対応しているキャップとして、レワードREWARDの定番品に2種類あり(CP-19とCP-20)、レワードREWARDの特注・別注であればさまざまなタイプの帽子に対応できます。
 
 

2007年12月18日(火曜日)
「なぜウェア色に限りがあるのか?」

 
ウェアの生地色には限りがあり、細かい色合いまではご指定できません。メーカや生地種類ごとに多少のちがいはありますが、それぞれ1色しかありません。たとえばレッド色で、「濃いレッドがいい」とか「明るいレッドに変えてほしい」というご要望には、基本的にお応えできません。ウェア生地は通常、何百着・何千着を前提として製造されます。そのため生地色をひとつ増やすと、相当なコストが発生してしまいます。
プロ球団や社会人、有名高校ではそのチーム専用の生地色を製造することがありますが、それは彼らがきちんと対価を支払っているから、毎年一定量以上の追加ご注文が見込めるからです。一般の草野球チーム様には、メーカもそこまでのサービスをなかなかしてくれません。
しかし逆に言えば、さまざまな生地色を製造する技術はあるのです。微妙なカラーへのご要望も少なくありません。問題はコストだけ。それを克服できれば、野球ユニフォームはもっと色とりどりの世界になるはずです。そうした夢を、もう何年も前からメーカさんには伝えてありますが、もしかすると数年以内に実現するかもしれません。
 
 

2007年12月17日(月曜日)
「渋いカラー」

 
色の3大要素は、レッド・イエロー・ブルーです。この3つから外れた色合いは一般に、渋い印象を与えます。さらに暗く色づけすると渋みを増します。
こうした渋いカラーには、たとえばエンジ、パープル、ブラウンがあります。このルールからすると、意外に思われるかもしれませんが、オレンジ、ピンク、グリーンなども渋さの方向性を持ちます。「渋い」という表現でしっくりこないかもしれませんが、オレンジはレッドに比べて「強烈ではない」という表現なら納得できると思います。
 
 

2007年12月14日(金曜日)
「ストレートパンツの言い分」

 
メジャーリーグの影響もあって、日本にもストレートパンツが広がり、もうすっかり定着しました。メーカ各社も既製品をラインナップしています(ほんの3年ほど前までは特注・別注でしか対応できませんでした)。
しかし2007年から一部の大会で、ストレートパンツが禁止されました。禁止のおもな理由は「裾が長くて引っかかりやすく危ないから」というものです。
しかし、どうも納得できないというユーザ様も少なくありません。ストレートパンツが禁止された本当の要因は「カッコつけのためのパンツなどけしからん!」という心理があるのではないか、という声もちらほら聞こえてきます。「ふくらはぎ丸出しのレギュラーパンツの方がよっぽど危ないじゃないか!」という叫びもあります(笑)。
ストレートパンツの機能的な利点としては、スパイクの中に土・砂が入りにくいことです。
 
 

2007年12月13日(木曜日)
「軽さ、薄さ」

 
ここ数年、野球ウェアはユニフォームもコートも、軽く、薄くなる傾向にあります。たとえば、シャツはニット素材からメッシュ素材が主流になりましたし、コートはもこもこしたものからウィンドジャケット風のものが中心になりました。
マーキングもその傾向・影響のなかにあって、どんどん軽さ・薄さが求められています。しかしマークは飾り付けるもの。厚さや重さが加わるのはあたりまえ。薄く・軽くなることで、その良さが失われてしまわないようにも配慮しなければなりません。マーキングの世界は今これから変わり始めるかもしれません。
 
 

2007年12月12日(水曜日)
「絶対的なものとしてのチーム名」

 
たとえば「とにかく楽しむこと!」とか「勝負にもこだわる!」とか、皆さん自分たちのチームについて、どうありたいか、どうあるべきか、それぞれ思っていることがあると思います。
それはとても大切なことだと思います。そして、それを伝えていただくと、新しいユニフォームを考えるときに参考にできます。きちっとデザインの中に図形として取り込めるかどうかはその時々ですが、何もないよりはその可能性が広がります。
それと同時に、チーム名の響き、それが想起させる印象ももっと大切にしていただきたいと時々思います。チーム名は、チームの内からも外からも見える客観的な要素です。「印象なんだから主観的なんじゃないの?」と思われるかもしれませんが、その主観は案外かなり似通っています
とても分かりやすい例を挙げれば、「パワーズ Powers」というチーム名であれば、やはり「力強さ」をほとんどの人が連想します。だからデザインも力強く仕上げた方が、しっくりくるユニフォームに仕上がります。(「デザインの何をもってして力強く感じるか」もまた、かなり共通しているのです)
さて、あなたのチーム名はどんな印象でしょうか?
 
 

2007年12月11日(火曜日)
「数年ぶりの値上げ」

 
原油価格の高騰が、ついに野球ユニフォームにも影響を与えるようになりました。野球ウェアやマークの素材もまた原油をもとにするものがほとんどです。ここ数年は単価が下がる傾向にあったので、一気に逆流をはじめた印象です。来年度の単価は100円〜300円上がっているものが散見されます。
ですが「数百円の上昇で済んでいる」「値上げ製品が意外と少ない」とも言えます。ガソリンが1リットル@100円台だったのが、いまや@150円台なのに、です。企業努力で単価をおさえているというより、本当の影響がまだ出ていないという印象です。単価がいっそう高くなるのは2009年以降かもしれません。2008年の野球ユニフォームはまだまだお買い得? 
 
 

2007年12月10日(月曜日)
「チームカラーとシャツ色」

 
チームカラーはユニフォームのどこで見分けるのか? これは実はとても奥の深いテーマです。かつて自動判定システムを作ろうとしましたが、法則性が複雑で、すっきりした理論まで確立できていません。
そんな構想の中でひとつ気づいたことは「シャツ色はメインのチームカラーを表さなくてもよい」ということです。たとえばメインのチームカラーがレッド色であるチームは、シャツ色をレッドにしなくてもよいということです。
「なんだ、そんなこと当たり前じゃないか」と思われる方が多いと思います。まあ、そうなんですけど(笑)。でもこの着想に立って、いろいろなチームのユニフォームを眺めたり、あるいは新しいユニフォームを考えると、いつもとちがった発見があるものです。
 
 

2007年12月7日(金曜日)
「背ネームを付けたい!」

 
背ネームは、90%のチーム様が付けたいと思っているはずです。けれど実際に付けるチーム様は10%以下です。
このギャップはやはり価格が原因。背ネーム2色タイプを付けるとお一人様あたり+3,500円前後、1色タイプでも+2,500円前後になります(刺繍マークの場合)。なかなか手を出しにくい価格ですよね。
この2,500〜3,500円で何が買えるでしょうか? 打ち上げの宴会1回分になるかな? 日々の生活でも2,000〜3,000円はすぐに消費してしまいます。背ネームは、そのユニフォームを採用している間、数年間ずっと付きます。
どうしても背ネームを付けたい幹事様は、金額で判断を迫るのではなく、イメージで説得してください!(笑)
 
 

2007年12月6日(木曜日)
「ファッション雑誌の服装ってどう?」

 
野球ユニフォームにとってカタログ(広い意味では当社のホームページ等も含めて)は、ファッション雑誌のようなものです。
ファッション雑誌には「最新の」「流行の」デザインが載っています。ときには雑誌自らが提案する「次に来る」スタイルや、トップモデルたちの「プライベートの」服装が紹介されています。
そのデザインを自分も着てみたいか? そのスタイルを着ている人を見てどう思うか?
もちろん、かっこいい服装の方がいいに決まっています。でも、そのかっこよさとは誰がどうやって思うものなのでしょうか? そうした視点を忘れないようにしたいです。
 
 

2007年12月5日(水曜日)
「2008年カタログを見て」

 
各メーカさんの2008年カタログの見本を拝見しました。「売れそうなデザインのユニフォームがたくさん載っているなあ」というのが一番最初に思ったことです。ここ1〜2年で人気の高まった新しいデザインを例年以上にきっちり押さえてありました。
でも「これって危ないよな」とも考え浮かんでいます。売れる(売れた)ユニフォーム=メンバーみんなが喜ぶユニフォームじゃない、と感じ始めています。
くさいセリフで言えば(笑)、押し売りのかっこいいユニフォームはいらない。作りたいのは、自分たちらしいユニフォームだ、ということです。もちろんそんなものがカタログに載っているとは、ユーザの皆さんも期待していないと思います。カタログに載っているのはあくまでもデザイン例に過ぎない、考えはじめるときの参考に過ぎない、と。でも、だからこそカタログには、ユニフォーム作りの基本に立ち帰るような何かを、チームとユニフォームとの関係に投げかける何かを期待したいです。
各メーカさんを批判するつもりはありません。自戒の思いから。
 
 

2007年12月4日(火曜日)
「予算は\13,500〜17,500で」

 
予算はどれくらい見込んでおくべきか迷ったら、お一人様あたり13,500円から17,500円の間で考えてください。
安い方の13,500円であれば、選べるデザインは限られますがユニフォーム3点セット(シャツ・パンツ・キャップ)を新調できます。もちろんマークは刺繍ベースです。シャツとキャップの2点セットにすれば、なかなか豪華な内容にもできます。
高い方の17,500円であれば、ユニフォーム一式をそろえることも十分可能です。3点セットであれば、背ネームを付けたり、袖ワッペンを付けたりすることもできます。
 
17,500円を超えると、メンバー様全員の同意を得ることがなかなか難しくなると思います。
とくに、メンバーを増やしたい・募集しているチーム様は、17,500円以下が良いと思います。新しく加わる選手の気持ちも考えてみましょう。「ユニフォーム費用が高いから、チームに入るのをやめる」では困ってしまいますよね。野球・ソフトボールは、ユニフォーム以外にも、グラブやバット、スパイクなど道具もそろえる必要があります。
 
あと、予算は幅をもたせてください。「理想は○○円、+1,500円までは検討範囲」という具合です。
「絶対14,000円までしか出せない」と定められてしまうと、選べるセットやデザインが制限されてしまうことがあります(これはこれで決めやすいですが)。
また、他のメンバー様に「あと2,000円必要になった...」と相談するよりは、初めから多めに予算をとっておいた方がストレスなく(笑)検討が進められます。
 
 

2007年12月3日(月曜日)
「4つの基本要素」

 
野球ユニフォームを作るにあたって「この4つを定めると、スムーズに作れるよ」というポイントがあります。スタッフもお客様の情報を把握・整理するときに使います。
 
先に4つの要素を挙げておくと「予算」「必要なウェア」「チームカラー」「納期」です。
 
まず「予算」ですが、「できれば1着\15,000で買いたい、出せでも\18,000まで」という幅を考えてください。理想価格と上限価格を定めていただいたたいのです。
ときどき「なにがいくらで売っているのかなぁ」=「価格はいくら?」と探す方がおられますが、そうすると果てしなく調べまわる必要が出てきます。
それよりも「予算」は、ほぼまちがいなく、出せる範囲が決まっているはずです。チーム事情・家計事情から、メンバー様の同意を得られる金額がありますので、それを事前に把握しておいてください。
予算が定まると、当社からも「こういったデザインが作れます」「予算都合でここを削ってみませんか」というご提案がしやすいです。
 
「価格」と密接な関係にあるのが「必要なウェア」です。ユニフォーム一式をそろえる必要があるのか、シャツだけ作り直すのか、では数千円以上ちがってきます。当然、買うウェア数が少ないほど金額をおさえられます。
「そろそろユニフォームを作り替えたいなあ!」という幹事様は、ウェア点数をしぼってください。たとえば「今回はシャツとキャップだけを作り替える」という方針です。やはり金額・出費が少ないほど、メンバー様の同意を得やすいです。
 
「チームカラー」は、チームの由来・伝統があるので、基本的には大丈夫だと思います。ただ、実際に打ち合わせてみると、きっちり決まっていないことも少なくありません。これもできるだけ事前に定めておいてください。ブラック系なのかレッド系なのかではもちろん全く異なりますが、「ネイビー*レッド」なのか「ネイビー*オレンジ」なのかでもちがいます。
 
最後に「納期」ですが、野球ユニフォームはお客様チーム毎の受注生産品ですので、最低でも3週間をみてください。打ち合わせ期間を含めると、4〜6週間あると余裕がもてます。
また毎年、春の開幕期(2〜5月)はご注文が混み合い、納品に時間がかかる場合があります。反対にオフシーズン(10〜12月)では、約10〜14日でお届けできる場合もあります。
野球ユニフォーム作りは、こだわり始めると、どんどん話がふくらんでゆきます。ですから早め早めのお問い合わせをお願いしたいです。

 
 
トップページ   >   製品   >   野球ユニフォーム   >   はじめての野球ユニフォーム作り   >   2007年12月



販売条件やご注意点
Copyright (C) 2001-2011 unifo corporation All rights reserved