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マーク加工方法

チドリ掛け 縁取刺繍 昇華*チドリ掛け 昇華*縁取刺繍 ダイレクト昇華 直刺繍 圧着
名称 チドリ掛け 縁取刺繍 昇華*チドリ掛け 昇華*縁取刺繍 ダイレクト昇華 直刺繍 圧着
マーク生地 1枚〜複数枚 1枚 1枚 1枚 無し 無し 1枚〜複数枚
金糸や銀糸
グラデーションなど複雑な表現




1色 @3,360 @4,095 @3,255 @1,680
2色 @5,250 @4,095 @3,570 @3,255 @2,625
3色 @7,350 @6,090 @3,570 @4,410 @3,255 @4,095



1色 @1,470 @1,995 @1,365 @1,103
2色 @2,625 @1,995 @1,365 @1,418
3色 @3,150 @3,150 @1,575 @2,100 @1,365 @1,995




1色 @1,260 @1,575 @840 @263
2色 @1,260 @1,575 @1,260 @368
3色 @1,785 @1,575 @1,785 @578
特長を一言で 渋い本格派 豪華で綺麗 多色を低価格で 綺麗も機能も 次世代スマート 糸のみによる美しさ 手軽で安価
あえてデメリットは 2色以上は高い、固い 3色以上が高い、固い わりと平坦 値段でチドリに負ける 立体感が皆無 小さな部分のみ可 安っぽい

*単価は2012年4月時点。マーク書体等によって金額が多少変動する場合あり。


 
チドリ掛け チドリ掛け1重 チドリ掛け2重 チドリ掛け3重
チドリ掛け1重 チドリ掛け2重 チドリ掛け3重
チドリ掛けは、別名「カガリ」「かがり掛け」とも呼ばれます。マーク生地の輪郭すれすれを、生地と同じカラーの糸でジグザグにとめる技法です。
国を問わずほとんどのプロ野球ユニフォームで使われている方法です。良さとしては、素朴で味わいのある仕上がりです。縁取刺繍のような仕上がりの豪華さはありませんが、伝統的・本格的といった言葉が似あいます。
刺繍糸を必要最小限にしか使っていないので、耐久性に優れています。欠点としては2重、3重となってゆくと、マーク生地の厚さ・重さが増してきてしまうことです。


 
縁取刺繍 縁取刺繍1重(同色) 縁取刺繍1重 縁取刺繍2重
縁取刺繍1重(同色) 縁取刺繍1重 縁取刺繍2重(W縁取刺繍)
縁取刺繍(縁刺繍、フチ刺繍)は、マーク生地の輪郭を約4mm幅で縁取りながら縫いつけてゆく技法です。一般的には、マーク生地と刺繍糸でカラーを変更しますが、同じ色で(同色で)加工することもできます。
刺繍糸の美しさ、豪華さが映える技法であり、草野球では採用されることが多いです。マーク生地ではなかなか表現できない金や銀も刺繍糸でなら表現できます。


 
昇華*刺繍 昇華*チドリ掛け 昇華*縁取刺繍 昇華*チドリ掛け
昇華*チドリ掛け 昇華*縁取刺繍 昇華*チドリ掛け
昇華*刺繍マーキングは、専用のマーク生地に染料を染み込ませて図柄を作り、それをチドリ掛けまたは縁取刺繍によって、シャツ等に縫いつける技法です。デサントでは「昇華*チドリ掛け」のことを「インクジェットマーク」と呼んでいます。
多色表現(2色、3色、4色等)となっても、つねに生地が1枚で済むので、チドリ掛けや縁取刺繍のデメリット(重さ・厚み、高価)を解消しています。昇華表現は自由度が高いので、今までの単色生地ベースでは不可能だった、グラデーションや複雑な図柄も可能になります。ワッペンや帽子マークでも採用することができます。
欠点としては現在、生地を選ぶことができず、サテン調(シルク調)が基本になる点です。生地目が無く、光沢感のある素材です。
高熱や漂白剤等にさらさない限りは、昇華インクが色落ちしてしまうことは基本的にありません(経年劣化をのぞく)。


 
直昇華 直昇華 直昇華 直昇華
一般的なマーク 絵柄も可能 マークもシャツ柄も直昇華
「ダイレクト昇華」「直昇華」は、シャツ等の生地に、染料を直接染み込ませて、マーク加工してしまう技法です。プリントという表現よりは、染め上げという表現の方がしっくりきます。「ライトコンポ・マーク」「ダイレクト加工マーク」と呼ぶ場合があります。
手軽なTシャツのマークにも、本格的なシャツのマークにも採用することができます。ただし、シャツ等の素材がホワイト色で、かつ表面の凹凸が少なく、ポリエステル100%の時のみ可能です(例:黒色シャツに、赤色マークをダイレクト昇華をすることはできない)。高熱や漂白剤等にさらさない限りは、昇華インクが色落ちしてしまうことは基本的にありません(経年劣化をのぞく)。マークとウェアが一体化しているので、これまであったマークの厚み・重さ・ごわつき感などが皆無です。プロ球団や国際大会等でも採用するチームが年々すこしずつ増えてきました。
マークだけでなく、シャツ模様さえも染めてしまう使い方ができます。白シャツに直昇華マークをするよりは、むしろシャツ模様とマークを一緒に染めてしまう方が多いと言えます。こうすると、柄物シャツ+直昇華マークができあがります(マーク加工というより、特注シャツを作るという分野に入ってきます)。


 
直刺繍 直刺繍1重 直刺繍2重 直刺繍2重(ウレタン入り)
直刺繍1重 直刺繍2重 直刺繍2重(ウレタン入り)
直刺繍は、糸のみで仕上げる技法です。帽子マークや袖マークでよく採用されます。逆に言うと、面積が広い部分には不向きです。
刺繍糸の中に、ウレタン素材を入れることで、盛り上がってみえる立体仕様にすることもできます。帽子マークでは最近、これが一般的になりつつあります。


 
圧着 圧着1重 圧着2重 圧着3重
圧着1重 圧着2重 圧着3重
圧着は、マーク生地を糊・圧力・熱によってシャツ等に貼り付ける技法です。色数が増えると、マーク生地の厚さ・重さが増してしまうのはチドリ掛けと同じ欠点です。あくまでもマーク生地を貼り付けるだけなので(刺繍糸でとめていないので)、いわゆるマークはがれが一番起きやすい加工法ですが、近年、糊の性能が上がって来ており、はがれにくくもなってきました。金額は他の加工法に比べて安価です。


縁取刺繍とチドリ掛けのQ&A
*このページのモデル図は、解説のためのイラストですので、実際の仕上がりとは多少異なります。

縁取刺繍のモデル図
縁取刺繍のモデル図
「やはり縁取刺繍がおすすめですか?」
そうですね。お客様の方に強いご希望がなければ、縁取刺繍をおすすめします。最近では軟式野球(草野球)のもっともスタンダードな取付方法です。
ぱっと見でも縁取刺繍はとてもきれいで、じっくり見たからといって文句をいう人はまずいません。『ユニフォ』の方に寄せられるご感想でも、「すごい」「きれい」「豪華」といったはずむような声が多いです。
縁取刺繍とは、マーク生地の輪郭を糸でふちどる取付方法です。ふちどりの際に芯を入れるので、仕上がると糸部分が盛り上がります。その糸のボリューム感が豪華さ・力強さを感じさせます。
 
「縁取刺繍にあうマーク生地はどれですか?」
縁取刺繍はほとんどのマーク生地と相性が良いです。マーク生地もご参考にしていただいて、お好みで選んでください。
縁取刺繍に使うマーク生地はつねに一枚です。1色マークでも3色マークでも、マーク全体を軽く・薄く仕上げることができるのも魅力です。


チドリ掛けのモデル図
チドリ掛けのモデル図
「チドリ掛けに合うマーク生地の選び方は?」
チドリ掛けは使用するマーク生地によって表情をかえるのも楽しめます。
チドリ本来の素朴な感じを活かしたければ、光沢の少ないマーク生地(フィット、ニット等)を選んでください。
反対に光沢のあるマーク生地(クロス、サテン等)をあわせると、高貴・上品な仕上がりになります。
生地目の少ないマーク生地(サテン、フィット等)にすると、チドリ掛けの糸目がよりはっきりと印象に残ります。

「マーク加工法によって、金額はどれくらい違ってきますか?」
たとえば、「それぞれ2色マーク」「両胸マーク、背番号、帽子マーク」ではおおよそ下記のようになります。
刺繍マーキングの方が、圧着マーキングよりも1.5〜2.0倍近くになります。金額で言うと、+\2,500〜4,000ぐらいとなります。これを高いと思うか安いと感じるかは、着用する年数や仕上がりに対する思い入れになりますね。
   ・縁取刺繍:  \6,100=両胸マーク\3,400+背番号\1,700+帽子マーク\1,000
   ・チドリ掛け:  \7,500=両胸マーク\4,500+背番号\2,000+帽子マーク\1,000
   ・圧着:  \3,800=両胸マーク\2,400+背番号\1,100+帽子マーク\300
 
「取付方法を組み合わせて制作すると変ですか?」
たとえば「胸マークは縁取刺繍、背番号はチドリ掛け」といった場合のことですね。
ユニフォーム全体の仕上がり統一感からすると、「合わないよ」「妥協したな」といったご感想をもつ方も正直いらっしゃいます。
けれど、1色チドリ掛けはいくらか安く仕上がるのは事実なので、部分的に縁取刺繍をチドリ掛けに変更されるチームもいらっしゃいます。とくに、1色背ネームについては意識的にチドリ掛けをご選択されるチームも少なくありません。
また『ユニフォ』では、背番号・胸番号などは3色チドリ掛けには対応しておりません。2色背ネームも縁取刺繍のみとなります。技術的な理由により、弊社より変更をお願いする場合もあります。

 
直刺のQ&A

直刺のモデル図
直刺のモデル図
 
 
ウレタン入り帽子マーク
ウレタン入り帽子マーク
「直刺はどれくらいの大きさまで大丈夫ですか?」
直刺は太さで1cm程が限界です。それ以上の太さになると、糸のゆるみがとても心配になります。
直刺は糸のみでユニフォーム等に直接刺繍します。マーク生地は使いません。そのため帽子マークや袖マークや小さめの片胸マーク等、小さな取付部分に向いています。
 
「盛り上がった帽子マークはできますか?」
直刺は刺繍するときにビニールやスポンジ等を入れることで、ボリューム感も出せます。5mmほどの厚みのあるウレタン素材を入れると、アメリカの帽子マークでときどき見かける盛り上がったマークが出来上がります。
『ユニフォ』ではプラス料金無しで帽子マークをウレタン入りにできます。
ただし細い字幅のときはウレタンを入れられません。
 
「盛り上げ帽子マークで2色のときは?」
盛り上げ帽子マークで2色のときは、内側のカラーの部分のみを盛り上げるという方法がひとつです。外側のフチ部分は普通の直刺刺繍となります。
2色ともに盛り上げることも可能ですが、あまりきれいに刺繍できない場合もあるので、お問い合わせください。特にマークで細い部分があると難しいです。
圧着のQ&A

圧着のモデル図
圧着のモデル図
「圧着はおすすめではないのですか?」
現在『ユニフォ』では圧着マーキングを原則お取り扱いしていませんが、「おすすめできない」という意味ではありません。
『ユニフォ』は、刺繍マークの方が得意です。デジタルベースでデザインを作成し、コンピュータミシンによる縁取刺繍、チドリ掛け、直刺の加工ができます。圧着マークをお取り扱いしないのは、そのためです。
 
「圧着はどういう場合におすすめですか?」
圧着マークにもマーク生地そのものを楽しめるという良さや、低価格で仕上がるという利点があります。練習着や子供用ユニフォームには、むしろおすすめできる場合が多いです。
また最近では、圧着機器やマーク生地裁断機器が向上したので、昔のように「すぐにハガレル」「仕上がりがきれいでない」といったことはとても少なくなりました。
2色マーク以上でもマーク生地に薄めのものを使えば、マーク全体を軽く・薄くすることもできます。
なお圧着とは、高い温度と圧力でマーク生地をユニフォーム等に直接貼り付ける方法です。
 
「今の圧着マークをはがして、縁取刺繍マークとしてできますか?」
圧着マークをはがして、新しく縁取刺繍マークとして取り付けることはできます。
まったく同じデザインならば、圧着マークをはがした痕などもほとんど隠れるので、見栄えとしてもよくなります。胸マークや帽子マークについてはほぼ再現可能です。

 
その他のQ&A

W縁取刺繍のモデル図

中間直刺・外チドリのモデル図

三重チドリ掛けのモデル図
「特殊なマーキング方法を希望しているのですが?」
刺繍マーキング方法としては、縁取刺繍かチドリ掛けとなります。
ですが、「黒銀黒」「紺黄紺」のような2色でトリコロールを構成する場合は、さら別の方法も採用できます。それは「一番外側をチドリ掛け・中間を直刺」という方法です。W縁取刺繍(3色の縁取刺繍マーク)のときの一番外側をチドリ掛けに変えた方法です。
たとえば「黒銀黒」についてまとめると次のようになります。

【W縁取刺繍】
黒マーク生地*銀糸刺繍*黒糸刺繍。マーク生地は一枚。

【中間直刺・外チドリ】
黒マーク生地*銀糸刺繍*黒マーク生地(ここをチドリ掛け)。マーク生地は一枚。

【三重チドリ掛け】
黒マーク生地*銀マーク生地*黒マーク生地(それぞれをチドリ掛け)。マーク生地は3枚。

*『ユニフォ』では現在、この特殊な取付方法に対応している番号書体は「千葉LM」「プレインブロック」です。

 
 
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