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はじめての野球ユニフォーム作り
〜スピリットをかたちにする〜

雑感編



2013年11月20日(水曜日)
「イレギュラーと絶賛」

 
これまでにないデザインが登場してきたとき、おおかたの反応は奇抜だなといったマイナスのものです。人は過去の好み・慣習にとらわれる傾向があります。しかし中には、そのデザインの中に未来をひらく新しさ、永久に残る魅力を感じる場合もあり、それはだんだんと浸透してゆくものです。
野球ユニフォームでも同じです。丈の短いレギュラースタイルしかなかった時代に、くるぶしまであるロング丈が登場。かっこいいという一部の声とともに、拒否にも似た否定的な反応がおおかたでした。けれど今では、そのロング丈をベースに、ストレートスタイルやルーズスタイルも生まれてきています。切替シャツ、帽子のツバ先カラー、文字がまっすぐ配置された背ネームなどでも同様です。
 
 

2012年1月26日(木曜日)
「曲線だけでも、直線だけでも」

 
シャツ型でもマーク書体でも言えることとして、そのデザインが曲線だけで形成されていても、直線だけで形成されていても、面白み・深みが薄らぐ傾向にあります。
曲線が主体だけれど、所々に直線があると、ふにゃふにゃ感がおさえられ、スタイリッシュ感が出てきます。直線が主体だけれど、所々に曲線があると、稚拙感がおさえられて、洗練さが増してきます。
もちろん計算され尽くした曲線だけ、あるいは直線だけのデザインもまた素敵です。
 
 

2010年6月30日(水曜日)
「売れている物が欲しい物、応えた物が欲しくなる物」

 
どんな商品・商売でも言えることですが、実際に売れている物が、ユーザの欲しい物です。欲しくない物は、たとえ1円だとしても買いません。どんなにメーカや販売店がアピールしても、買ってもらえません。タダだと言って配っても、もらってもらえません。野球ユニフォームも同じ。ユーザが欲しい物が売れる。欲しくない物は売れない。たとえば限られたデザイン選択肢の中で、売れている物があれば、それがやはり現実的な選択肢の中でユーザが欲しい物です。本当にユーザが欲しくなければ、その選択肢すべてが売れません。絶対的な必要性や緊急性のある食糧や医療とちがって、野球ユニフォームは余暇の商品です。野球をすること自体が余暇です。必要性・緊急性よりは欲求。ユーザが欲しければ売れる。そうでなければ売れない。
だとしても、これは後追いの説明。結果としてそうだったということが分かるだけです。いま売れている物を作り続けることが、メーカや販売店の努めではありません(いずれ廃れるでしょう)。売れる売れないは結果。単にユーザが欲しい(だろうと思われる)物に焦点を当てればよいだけです。あるいは、実際にユーザが欲しいと声を挙げてる物を作ればよいだけです。チーム毎の受注生産品である野球ユニフォームだからこそ、シンプルな対応が一番です。
 
 

2010年4月5日(月曜日)
「つながっているようで別?」

 
野球ユニフォームを作るということと、野球ユニフォームそのものとはまったく別ものかもしれません。片方は行為、もう片方は物。もちろん野球というプレイともまたちがうでしょう。語るもの、見るもの、着るもの、感じるもの、知るもの。野球が上手くなくても、野球ユニフォーム作りでは詳しいかもしれません。野球ユニフォームについて知らなくても、野球が上手いかもしれません。野球が下手で野球ユニフォームについて興味がなくてもなぜか良い野球ユニフォームが作れてしまうかもしれません。
 
 

2010年3月29日(月曜日)
「自由でなくても、豊富でなくても」

 
野球ユニフォームは、チーム毎の受注生産ですので、自由にデザインを決めてもらって基本的にはかまいません。しかし、なんでもかんでも自由ですよとなると、人はかえって迷ってしまうものです。メーカや販売店である程度デザインをしぼって、ユーザに提示する。それも必要なことなのかもしれません。
しかしその絞るという過程が、単なる制限となってしまうと、野球ユニフォーム作りの醍醐味の多くが失われてしまうのも事実です。これは豊富な選択肢があればよいといった問題ではありません。
自由さも豊富さも、共に手段・過程に過ぎません。ユーザが満足できるユニフォームを作ることができるかどうか、ユーザが納得してユニフォーム作りにかかわれるかどうか、それを実現するためならば、たとえ自由でなくても、豊富でなくてもよいのです。
 
 

2010年3月18日(木曜日)
「どんなにお金をつまれても」

 
野球ユニフォームは、基本的に受注生産品ですので、ありとあらゆるものに対応する力を潜在的には持っています。しかし、お金さえ積めば、どんな要望(デザインにしろ機能にしろ納期にしろ)も通るかというと、そうではありません。たとえ2倍3倍あるいは10倍の金額を払ってもらっても、メーカ・販売店側には意志的にやらないことがあります。ちょっとルールさえ変えればわりと簡単にできることでも、決してやならいことがあります。そのユーザにとってどんなに大切なことでも、あるメーカ・販売店にとっては受け入れがたいものもあるのです。
すべてのお客様に完璧な満足は与えられない。その現実を、無力感・諦念として受け入れるのではなく、自分たちが向き合うべきユーザは誰か冷静に見極め、そのユーザの向いている方向に対して全力を尽くし深めてゆく。幅広く対応できる力があるからこそ、向けるべき方向をしぼる必要もあるのです。
 
 

2010年2月16日(火曜日)
「価格を超えるには」

 
野球ユニフォーム作りでは、価格・予算の影響力が大きいです。ユーザの皆さんが気にするのもまず価格です。しかし、お店から提示する価格はたいていチームの予算をオーヴァしていて、いろいろなお店で見積を比較したり、内容を変更してみたりで、ようやく制作・購入に至ります。
しかし、予算をオーヴァしている提案でも、ほぼそのまま素直に買ってもらえる時というのがあって、それはユーザが予想もしていなかったようなデザイン、一目惚れさせてしまうデザインであることが多いです。
 
 

2009年8月18日(火曜日)
「目にふれるものが流行る」

 
夏は高校野球の季節ですが、草野球ユニフォームのお問い合わせでも、学生野球の、とりわけ有名高校のデザインに関するものが増えます。また、日本やアメリカのプロ野球オールスターゲームの前後では、有名なチームから、あまり知られていないチームまで、やはりお問い合わせがいつもより増えます。オリンピック等の国際大会が開催されると、またそれらのユニフォームが流行ります。
大きな大会・試合があると、今まで目にふれなかったユニフォームにも注目が集まって、また彼らの活躍にも鼓舞されて、ユニフォーム作りが盛り上がるようです。
 
 

2008年4月30日(水曜日)
「本職が出る」

 
草野球は本職ではありません。基本的に趣味です。ですから皆さん大抵それぞれ別に職業をお持ちです。その職業で培ったものが、打合せの中でたまに出てきます。これは店舗側にとってなかなか楽しい経験だと思います。
たとえばで、しかも推測ですが、現場監督や棟梁の方は、すぱすぱっと決めるところは決めてしまい、こだわるポイントはじっくり腰をすえて打ち合わせてきます。仕入れ担当の方は、ここまで勉強できるんじゃないという金額を具体的に挙げてきます。コンピュータ関係の方は、これぐらい簡単にできますよねという確信的な質問をしてきます。凄腕営業マンの方はきっちり要望を伝えつつ、丁寧な心遣いを見せてくれます。アパレル関係の方は、普通の野球っぽくないけど斬新なデザインを希望してきます。
野球ユニフォームについてどう考えているか、あるいは、野球をどうプレイしているかとは、まったく別の軸が見え隠れするのです。なるほどなぁ、と勉強させてもらっています。
 
 

2008年2月4日(月曜日)
「よく練られたものほどシンプルだ」

 
ユーザ様からのお問い合わせやお見積もり依頼で、販売店やメーカが答えやすいほど、そのユーザ様は事前にしっかり考えておられるのだなと思います。答える方がこんなにすんなり答えられてよいのだろうか、と一瞬疑う程ですが、逆から見れば的を得た質問だったと言えます。
反対に、販売店等からユーザ様に質問をすることもあります。これに対してユーザ様がすんなり答えられれば良い質問をしたのだなと思います。
野球ユニフォームの場合は、YESかNOでは答えられない項目が多いです。またいかに妥協案や代替案を提示できるかも制作のポイントになってきます。相手に素直に聞くこと、ただし自分でも事前によく練ること。そういう態度も大切だなと思います。

 
 
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