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はじめての野球ユニフォーム作り
〜スピリットをかたちにする〜

2008年9月



2008年9月30日(火曜日)
「カラーを散らす」

 
ユニフォーム配色の基本的な法則として、シャツにおいてはチームカラーの全てが使われていて、パンツ・キャップにおいてもそれに準じてカラーを使う、があります。
たとえばチームカラーが、ブラック*レッド*イエローだとした場合、シャツ(シャツ本体とライン加工と胸マークや背番号など)においてブラック・レッド・イエローの3色を使っており、パンツやキャップにおいてもできるだけブラック・レッド・イエローの3色を使うようにする(パンツやキャップでは難しいので1〜2色でもよい)、となります。
より具体的な例で言えば
シャツ:本体はブラックに、イエローのライン加工、マーク配色がレッド*ホワイト縁
パンツ:本体はホワイトに、ブラックのライン加工
キャップ:本体はブラックに、レッドのつば、マーク配色がレッド*イエロー縁
となります。
こうした配色をとると、シャツだけを見ても、あるいはキャップだけを見ても、そのチームらしい色使いになるというわけです。
しかし、ユニフォームというのはシャツだけキャップだけで構成されるわけではありません。この原則からすると、各アイテムにおいて全てのチームカラーを採用しなくても良いのでは、という考え方もありえます。とりわけシャツ・パンツ・キャップの主要3アイテムをあわせたときに、チームカラーがすべて使われていれば十分だ、という解釈です。先ほどの例で言えば、
シャツ:本体はブラックに、ホワイトのライン加工、マーク配色がブラック*ホワイト縁
パンツ:本体はホワイトに、イエローのライン加工
キャップ:本体はブラックに、マーク配色がレッド
といったカラー配置でもきちんとチームカラーに配慮したデザインだと解釈することもできるわけです。パズルではありませんが、ユニフォームのアイテムを全て着用した時にはじめてあらわれてくるチームカラーなのです。
 
 

2008年9月29日(月曜日)
「bdfhkl」

 
胸マークの筆記体のとき、小文字部分に「b」「d」「f」「h」「k」「l」がある時は注意が必要です。
通常、先頭文字は大文字にして小文字部分より大きくします。けれど小文字部分に上記の6文字があると、それらは文字としての高さが大文字ほどあるために、先頭文字がしっかり大きく見えないことがあるからです。こうした場合には、先頭文字を通常よりも気持ち大きくすることで改善できます。
 
 

2008年9月26日(金曜日)
「ライン幅の別注はできない」

 
ライン加工で、配色の特注・別注は可能です。たとえば、レッド*ホワイト*ブラックの10mm幅が定番選択肢になかったとしても、特注・別注であればまず可能です。
けれどライン幅の特注・別注はできません。たとえば、5mm幅・10mm幅・15mm幅がラインナップされているメーカにおいて、12mm幅というは対応できません。できない理由のひとつは、むやみやたらに幅の種類を増やしたくないからです。もうひとつは、シャツやパンツに取り付けるためのミシンもからんでくるからです。通常使わないライン幅のためにミシンの設定を変えるわけにはゆきませんし、場合によってはミシンそのものを新たに製造する必要性さえ出てきてしまうからです。
 
 

2008年9月25日(木曜日)
「ゼッケンで多い『30』『10』」

 
草野球チームでもゼッケンを作ることがありますが、たいてい「30」「10」です。多くの大会等規定で「30」は監督、「10」は主将と定められており、ゼッケンを付けることでチームの中の誰かがその役を担えるようにするわけです。逆に言うと「30」「10」は、背番号数字としてはあまり人気がないのかもしれませんね。たとえば「1」「3」「5」「7」「18」「24」「47」「51」等と比べると、監督・主将という役付けがないと選ばれないのかもしれません。
 
 

2008年9月24日(水曜日)
「プロ球団グッズのヴァリエイション」

 
野球ユニフォーム作りにおいては、しばしばプロ球団ユニフォームを参照しますが、そのグッズにはさまざまなヴァリエイションがあります。ホーム用、ビジタ用のほかに、オルタネイト用・記念日用もあれば、廉価版のアレンジ物、応援用の特別なデザインなど、1球団の現役モデルに関しても十数種類あります。なかにはプロ仕様とうたっているのに、ところどころ本物とちがっているモデルもあったりします(素材、ライン幅、番号書体、マーク位置などなど)。
たいせつなのは、プロ球団のユニフォームがどうあるかではなく、その本質・精神を自分たちのユニフォームに活かせるかどうか、です。基本的にはプロ球団のデザインをもとにしたが、いろいろと検討した結果、ところどころ変更した箇所が出てきてもよいと思います。
 
 

2008年9月22日(月曜日)
「ホワイトシャツの底力」

 
ホワイト色をベースとしたシャツのチームは統計上20〜30%程です。これは意外に多いと言えます。
シャツがホワイト色であることの魅力は、ライン加工や切替パーツ、マークなどの他の箇所が際立って見えるということです。ホワイト色ベースだから全体の印象が薄いというわけではなく、かえってキリリとしたものが伝わってきます。
 
 

2008年9月19日(金曜日)
「形・色+素材感」

 
野球ユニフォームを作る大きな楽しみは、やはり見た目のデザインです。その狭い意味でのデザインは、形と色によってほぼ決まってきます。イラストでも十分確認できるものです。
しかしユニフォームの見た目をより深く追求したいとなると、次は素材感が外せません。質感といってもよいものです。極端にたとえると、素材感にこだわるということは、絵に描いた餅と、写真に写っている餅と、実物の餅のちがいにこだわるということです。光沢感、風合い、生地目、厚み、固さ等によっても、物の印象・雰囲気というのは変わってきます。レトロな雰囲気を出したいと思ったら、そういうシルエットや配色、書体だけでなく、昔ながらの素材の方がより雰囲気が出ます。シャープに決めたいなら、素材にもきめ細かさを求めた方がよいでしょう。それは野球ユニフォームでも同じです。
 
 

2008年9月18日(木曜日)
「ウェアがシンプルなら、マークが決め手」

 
単色シャツやキャップ、ライン加工無しのパンツといったシンプルなウェアの場合、マークのデザインが、ユニフォーム全体の雰囲気に大きな影響を与えます。マークの書体が鋭ければ、きっとユニフォーム全体はシャープな印象になるでしょう。マーク配色が明るいものであれば、ポップなスタイルになるでしょう。
ウェアがシンプル=ウェアが目立たない、ではありません。いつでもウェア+マークでユニフォームです。ウェアがシンプルだからこそ、マークが引き立つとも言えます。
 
 

2008年9月17日(水曜日)
「シャツとパンツの光沢感」

 
最近のシャツ、とりわけメッシュシャツは光沢感のあることがアピールされます。しかしパンツはニット生地でこちらはあまり光沢感がありません。上下の光沢感に差がありすぎると、悪い言い方をすれば、上だけテカテカ、下はボロボロに見える組み合わせになる可能性も出てきます。もちろんウェアメーカもその辺りのことは計算しているでしょうから、お互いにほどよい光沢感を持たせているものと思います。
ユニフォーム全体で古風な雰囲気を出したいときは、シャツ生地に光沢感があまりないものを選ぶとよいと言えます。
 
 

2008年9月16日(火曜日)
「同じ価格だったら」

 
たいていの場合、希望するユニフォーム・デザインとほとんど同じ金額で、まったく別のデザインのユニフォームを作ることが可能です。ほぼ同じ金額で別のデザインを提示されても、自分たちの希望にゆらぎがないか。ユニフォームのデザインは良し悪しではありませんが、確固とした答えのようなものは必要かもしれません。
希望デザインに対して絶対的なこだわりがない時は、販売店に対して同じような金額でもっと良いプランがないか、聞いてみるのもよいでしょう。好みや方向性はちがってくるかもしれませんが、意外なデザインが提示されてくるかもしれません。
 
 

2008年9月12日(金曜日)
「白シャツに白文字マークは変か?」

 
ホワイト色のシャツに、ホワイト色の胸マーク文字や背番号数字は変でしょうか?(文字や数字のフチとしてホワイト以外のカラーが付くことは前提)
いわゆる白抜き文字となってしまいますが、チームカラーを重視したユニフォーム・デザインという観点からは正統なパターンの1つと言えます。たとえば黒シャツに、黒文字*白フチ*赤影というマークは、かっこいい配色の1つですし、黒というチームカラーを中心においています。それと同様に、白シャツに、白文字*黒フチ*赤影というマークも、まったく問題がないと言えます。
 
 

2008年9月11日(木曜日)
「タタミ縫い」

 
直刺繍(糸のみで緊密に往復して刺繍する)は、マークの細い部分には使えます。しかし面積が広くなると使えません。次の針位置までの距離があるので(といっても10ミリ弱ですが)、糸のたるみ=耐久性の弱さが出てしまうためです。広い面積を刺繍するときは「タタミ縫い」という技法を使います。糸で該当箇所を縫いつぶし、文字通り畳のような縫い目となります。縫いつぶすぐらいですから、材料費も加工時間もかかるので、その費用は通常の直刺繍の数倍になります。野球ユニフォームでは極まれに、ワッペンや帽子マーク、袖マークで使われます。
 
 

2008年9月10日(水曜日)
「複数の具体案でもちかける」

 
チームで新しい野球ユニフォームを検討するときには、できるだけ具体案を持って行った方がよいと言えます。たんに「ユニフォームを変えたいと思うんだけどさあ」とだけ持ちかけても、「まだ着られるんじゃない!?」という返答が妥当なところでしょう。それよりも「次はこんなデザインにしたくて、予算はこれくらいなんだけど」とした方が話がはずみやすい傾向があります。これは野球ユニフォームに限らず、どんな新しい企画・プロジェクトでも同じでしょう。
それから、具体案はたった1つに絞らず、2〜3つほどの案、できればバラエティに富んだ複数案を提示するのがよいと言えます。「A案でゆきたいんだけど?」よりは「A案か、甲案か、ア案で考えているんだけど、どうかな?」の方がメンバーの意見も入りやすいでしょう。だからといって案が10も20もあればよいというものではありません。今度は多すぎて迷ってしまいます。幹部・中心メンバーで多くても7案以下にしぼってからチームに提示するのがよいでしょう。
 
 

2008年9月9日(火曜日)
「チームにもちかける時期」

 
野球ユニフォームを作り替えようというときに、いったいどれくらいの日数がかかるものでしょうか?
作り替えることへの同意が事前にチーム内であれば、あとは具体的な案を練るだけ。これには1ヶ月前後あれば十分です。
しかし、作り替えるかどうかそれ自体で大きくもめることがあります。メンバーの中には加入して1〜2年の方もおられるかもしれません。おこづかいの都合で買い替えには抵抗があるかもしれません。今のデザインがとても気に入っていてプレイが好調なのかもしれません。
無理に説得するのではなく、自然なかたちでユニフォーム買い替えにもってゆくには月日が必要です。のんびりとかまえられるように3ヶ月以上を見込んでおいた方がよいかなと思います。秋頃からそれとなく話をはじめて、来シーズンから新ユニフォームでのぞむ。それぐらいの余裕があるとよいかなと思います。もちろん買い換えることを前提とせず、場合によっては次の次の、そのまた次のシーズンになることも覚悟してです。
 
 

2008年9月8日(月曜日)
「サイズ表記の基準」

 
野球ユニフォームのサイズは、どのメーカでもJASPO(社団法人・日本スポーツ用品工業協会)規格にもとづいていることが多いので、同じサイズであればメーカが異なってもあまりずれることはありません。メーカAのLサイズで合う人は、メーカBのLサイズでも合うことが基本です。
メーカ毎・アイテム毎に素材の厚さや伸縮性、あるいはシルエット特性がちがってきますので、場合によってはワンサイズぐらいずれることがありますが、あくまでも「場合によっては」です。基本的には、今のサイズでぴったりならば、他のメーカの製品でも同じサイズでよいでしょう。
それよりも気をつけたいのは、年齢や訓練による体形の変化です。成長期の子供たちは1年も経てば、同じサイズというわけにはゆかないでしょう。大人であっても、新しくユニフォームを買い換えるのはだいたい5年以上経過していますから、残念ながらお腹まわりが出てしまっていることもあります(笑)。髪型・頭髪量が変われば、帽子のサイズ具合も変わってきます。
 
 

2008年9月5日(金曜日)
「なぜ2色マークは落ち着くのか」

 
2色マークというのは、人気・需要があります。予算・選択肢で3色、4色選べる場合でも、2色マークが選ばれるときがあります。メジャーリーグの少なくないチームもいまだにずっと2色マークです。なぜでしょうか?
コーディネイト・カラーに関する1つの法則として、3色以内にまとめるのが良い、があります。4色5色と使ったスタイルよりも、3色以内にまとまっていた方が優れたデザインになる可能性が高いと言えます。
マークが3色以上になると、ウェアで使われているカラーが他にあると(よくありえるのはホワイトやグレー)、ユニフォーム全体では計4色以上使うことになります。しかし、もしマークが2色ならば、ウェアであと1つ別のカラーを使っても、全体で計3色におさまります。このユニフォーム全体で見たときのカラーのまとまりの良さが、2色マークが採用される理由の1つかなと思います。
 
 

2008年9月4日(木曜日)
「3色マークは豊かさ」

 
3色マークにあって、2色マークや1色マークに無いもの・少ないものというのは「豊かさ」だと思います。3色マークというと豪華さやきれいさが特徴とされますが、それとはやや異なる繊細さや鋭さを体現する場合もあります。世の中にはたくさんの色が存在し、その組み合わせによって様々な表情を見せます。3色マークはその方向により近づくのです。
 
 

2008年9月3日(水曜日)
「カラーソックスの時代」

 
草野球でもプロ球団でも現在、パンツ丈がくるぶしまであるタイプが主流になっています。これにともなってストッキングも、いわゆるカラーソックス・タイプが主流になりました。従来からあるストッキングというのは学生野球をのぞけば消えつつあります。メーカでは近年、ストッキングのラインナップを減らしつつあり、逆にカラーソックスの対応カラー・種類を増やしています。
 
 

2008年9月2日(火曜日)
「小さな背番号、レトロ」

 
数十年前の背中・背番号は、高さで18cm大を採用するチームが多いようです。現在の高さ約20cmのものと比べて、一回り小さくなっています。背番号を小さくするとレトロな雰囲気を演出できます。
胸番号に関してはおおむね今と同じ大きさのようです。
 
 

2008年9月1日(月曜日)
「ユニフォームの寿命」

 
ユニフォームの寿命・耐用年数はどれくらいでしょうか?
買い換えるサイクルでは最短2年。物が傷んだというよりも、新しいデザインが登場したので、変えたくなったというものです。近年では3〜4年経つと、ずいぶんデザインの傾向が変わるので、そういうこともあるのかなという印象です。
使いこんで使いこんで、もうどうにも着られなくなったというケースは、10年以上かかるようです。10年も経つと、初期のメンバーと新しく参加したメンバーとで購入する時期がちがうので、少々色あせたユニフォームとピカピカのユニフォームが入り混じります。
もともとの品質レベルや各選手の使い方にもよりますが、もうそろそろ草臥れてきたかなというのは5〜7年を要するようです。毎月500円ずつ積み立てれば、次のユニフォーム代が十分貯まります。

 
 
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