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はじめての野球ユニフォーム作り
〜スピリットをかたちにする〜

2008年8月



2008年8月29日(金曜日)
「練習用キャップ」

 
キャップには練習用と銘打っているアイテムがあります。一般的なキャップに比べて500〜1,000円ほど安く、しかもサイズ物(S.M.L...)だったりするので、草野球のチームでも採用されることがあります。
デメリットは、カラーがおおむねブラック・ネイビー・ホワイトの3色に限定されていることです。またシルエットも角張ったものがほとんどです。練習用というのは、学生野球の練習向けという位置づけなので、学生野球で使われないカラーやシルエットはラインナップされていません。
また、耐久性でやや劣ります。表地はそうでもないのですが、裏地・構造部が一般的なキャップと比べて簡略化されています(だから価格が安い)。
 
 

2008年8月28日(木曜日)
「会社ロゴマークは横広い」

 
多くの会社のロゴマークは、横に広いです。比率にすると横4:縦1、あるいは横5:縦1ぐらいです。野球の一般的な胸マークは横3:縦1ぐらいの比率ですので、会社ロゴマークは野球ユニフォーム上ではやや小さく見える傾向があります。
ロゴマークですから、縦横の比率は変えるわけにはいかないと思います。会社ロゴマークに野球の胸マークらしい存在感を持たせたいとした場合、以下のような方法があります。
(1)胸番号を付けない: 胸番号は高さ8cm程ですが、これは通常の野球マークを前提とした設計になっています。会社ロゴの場合は、胸番号の方が目立ってしまう場合があります。胸番号無しの方が、ロゴマークだけをすっきり見せることができます。
(2)小さめの胸番号を付ける: 高さ6cm程の小さめ胸番号を付けると、相対的な大きさのちがいから、胸マークが際立つ場合があります。ただし胸マークと胸番号の両方が小さいので、全体の印象が小さくなり過ぎる場合もあるので注意です。
(3)文字を付け加える: たとえば「BASEBALL_TEAM」「SINCE_2001」といった付属的な文字を、胸マークのむかって左上や右下に付け加えると、胸マーク全体にボリューム感が出ます。
(4)シンボルを付け加える: バットやチームシンボル等を、ロゴマークの周辺に配置したり交差させてみると、胸マークの面積が広くなります。
 
 

2008年8月27日(水曜日)
「背番号は胸マークよりも安い」

 
背中に付ける背番号と胸マークの大きさを比べると、背番号2桁は2倍近く大きいです。1桁でも同等以上です。しかしマーク単価で見ると、背番号の方が半分ぐらいというのが相場です。
背番号の書体は一般に、各マーク工房がすでに所有しているリストの中から選びます。大量生産の原理が働くので安くできるのです。対して胸マークは各チーム毎のもの。より受注生産色が濃くなるので背番号よりも高いのです。
 
 

2008年8月26日(火曜日)
「ワッペンには土台が必要だ」

 
ワッペンには、土台となるパーツが必要です。たとえばボールやベース、球場といった野球らしいシンボルが土台になります。土台がないと、ワッペンとしての体裁がなく、単なる袖マークに見えてしまいます。ワッペンの影の主役は土台だと言えそうです。
 
 

2008年8月25日(月曜日)
「野球用でないとダメなのか」

 
アンダーシャツやベルト、ソックスなどは、野球用ではなく、その他のスポーツウェア(場合によってはカジュアルウェア)でも代用が効きます。吸汗速乾性や耐久性などの機能面で問題なければ、手元にあるウェアでもかまいません。ルール上はメンバーが同じデザインのものを着用する必要性がありますが、シャツやキャップ、パンツとはちがって、それほど規制は厳しくありません。
 
 

2008年8月22日(金曜日)
「わずかの差が活きてくる」

 
野球ユニフォームは、細かい所のデザインにこだわろうと思えば、いくらでもこだわれます。たとえば、ライン加工の幅が5mmなのか8mmなのか。わずか3mmの差ですが、出来上がってくる印象はちがいます。たとえば、最近人気の高まってきた、帽子のツバ先端に色を付けるのかどうか。ほんの少しのちがいですが、それでデザイン全体が変わってきます。
そのわずかの差を変えようかどうか思いつく人・悩む人は、チームの中には少ないかもしれませんが、実際にイメージで比べてみると、誰もがその印象のちがいを分かるほどです(分からないような差もありますが)。少なくとも、どこかどうちがうのか指摘できなくても、なんとなくこっちの方がいいかなぐらいは分かるものです。
 
 

2008年8月21日(木曜日)
「ユニフォームの範囲」

 
一口に「野球ユニフォーム」と言っても、使う人や状況によって、それが表す範囲は変わってきます。
一番狭い意味では、シャツとパンツを指します。これにキャップを加えた3点をユニフォームと呼ぶこともあれば、さらにアンダーシャツ、ベルト、ストッキング、ソックスまでを加えてユニフォームと呼ぶ場合もあります。身に着けるという観点からはスパイクやリストバンド等も含まれるかもしれませんが、これはグッズとしてユニフォームとは区別される場合も多いです。
 
 

2008年8月20日(水曜日)
「定番品に無いありがたみ」

 
シャツやキャップあるいはパンツで、自分たちの希望するデザインが定番品に無い場合は、特注・別注での対応となります。特注・別注は定番品と比べれば価格がアップしますし、納期もかかります。大きなデメリットと言えます。
しかし定番品に無いということは、そのデザインを採用するチームはとても少ないということです。もちろん「少ない=カッコ悪い」ではありません。特注・別注だからこそオリジナル性が高まったと前向きに考えるのがよいと思います。
 
 

2008年8月19日(火曜日)
「アンダーシャツで長袖か半袖か」

 
春や秋にアンダーシャツを買うとき、次の季節のことも考えると、長袖にしようか半袖にしようか迷う場合があります。とくに、アンダーシャツも含まれるユニフォーム・セットの時があてはまります。長袖・半袖両方そろえれば一番よいのですが、とりあえずどちらかを選ぶ必要がある場合を考えてみます。
さしあたってのおすすめは半袖です。体を動かせばあたたかく・あつくなりますし、9月いっぱいは暑い日がつづくことが多いです。半袖ならば、開幕期から秋口まで使用できるからです。
また長袖アンダーシャツの中には、とても保温・防風に優れたものがあります。着てみてすぐに分かるほどです。これらはユニフォーム・セットの中では選べないことが多く、個別でじっくり選んで購入する必要があります。
 
 

2008年8月18日(月曜日)
「シャツのメッシュ生地のポイント」

 
シャツに使われるメッシュ生地には数種類あります。その主な区分けポイントは下記になります。
(1)メッシュ穴の構造:メッシュ穴がしっかり開いているのか、いわゆるダブルメッシュタイプとしてメッシュ穴が目立たないのか。メッシュ穴の大きさはどれくらいなのか。丸いメッシュ穴なのか、四角いのか、ダイヤ形なのか、リブ編みなのか、等々。見た目の好嫌にかかわる事柄ですが、このメッシュ穴の構造によって生地としての機能も変わってきます
(2)厚さ:とても薄いものから、ニット生地ぐらいの厚さのあるものまで様々です。薄いほど軽量になり通気性・速乾性に優れる傾向があります。厚みがあるほど秋冬時に保温効果が上がりますのでオールシーズン向けになります。
(3)伸縮性:必ずしも薄いほど伸びるわけではなく、厚みがあっても伸びる生地もあります。また、伸びるほど良いというわけでもありません。生地の固さ・腰があることで耐久性に優れる場合があります。
 
 

2008年8月12日(火曜日)
「予算制限があると1つ決まる」

 
予算があると、それにおさまるようなデザインが1つは決まります。必ずしも他のデザイン希望を全て満たすとは限りませんが、とにかく1つは候補が出来上がります。
予算に余裕があれば、なにかマークを付け足してもよいでしょうし、オーヴァしているようであれば何かを削らなければなりません。そういう考えるための基盤が1つできあがります。
 
 

2008年8月11日(月曜日)
「予算オーヴァなら削る」

 
たいてい、自分たちの希望通りのユニフォームで見積もりをとると、予算を大きくオーヴァすることがあります。予算アップが難しい場合は、なにかを割愛して見積もり金額を下げることになります。
この場合のポイントは、削る・やめるということです。ちょこちょこっとした変更では1,000円〜2,000円ほどしか下がりません。たとえば2色マークだったのを1色マークにしても、予算内にはむかわないでしょう。ですから、背ネームをやめる、アンダーシャツを買わない、そういった大胆なカットが必要です。
 
 

2008年8月8日(金曜日)
「なぜパンツはホワイト・グレー基調なのか?」

 
野球のユニフォーム・パンツのほとんどは、ホワイトまたはグレーを基調としています。これはとても特徴的なことのように思います(そもそも長いズボンを履いてするスポーツが少ないので、あまり比較の対象にはなりませんが)。日常のカジュアルな服装では、ホワイト色やグレー色のパンツを履くことはそれほどなく、ブラックやネイビーなど濃い色のパンツを履くことの方が多い、と思います。
根拠のない直感的なアイデアですが、このパンツがホワイト・グレー色というスタイルは、洋の東西を問わず、戦士のスタイルに通じるものがあるように思います。鎧や具足などの身に付けるアイテムは色が付いていてもよいのですが、履く物はホワイト基調であった。いわゆるズボンではなく、肌着・スパッツのようなものを戦う者たちは履き、その色はホワイト色であった。この戦士のスタイルについての記憶・歴史が、なぜか野球ユニフォームにも受け継がれているのかなと思います。
 
 

2008年8月7日(木曜日)
「ワッペンの非対称性は源だ」

 
ワッペンの土台部分には、ボールや球場、ベースなど、対称性のあるアイテムが使われます。しかしワッペンの主役であるロゴマークやマスコット・キャラクタはたいてい、非対称なデザインになっています。土台に対称性があっても、上に乗る主役が非対称ですと、ワッペン全体としては非対称な印象となります。このこと自体は悪い状況ではありません。空間配置のアンバランスさは、ダイナミックさや躍動感にもつながるのです。文字やリボン、バットなど、いくつかの小物もいっしょに配置することで、主役の非対称性を補えばよいのです。
 
 

2008年8月6日(水曜日)
「シャツとキャップの配色バランス」

 
シャツの配色と、キャップの配色がそろっていると、より統一感を出すことができます。たとえばシャツではレッド*ブラック*ホワイトを使っているのに、キャップではレッド*ホワイトだけしか使っていないと、どこかチグハグな感じもします。ここは、キャップ本体でも帽子マークでもよいですから、ブラックを入れた方がまとまりが出てきます。
 
 

2008年8月5日(火曜日)
「パンツ価格」

 
パンツの価格は、おおむね次の順で安いです。(1)練習用パンツ→(2)ホワイトまたはグレーの無地パンツ→(3)無地パンツにライン加工を付けたもの→(4)ストライプパンツ→(5)切替パーツの入った特殊なパンツ、別寸パンツ。
練習用パンツはあくまでも練習用ですから除外するとして、もし価格をおさえたい場合は、無地のパンツがよいとなります。ライン加工を付けても+\500程度ですので差はありませんが。
ストライプや特殊なパンツになると、+1,000〜2,000円は金額アップになってきます。
 
 

2008年8月4日(月曜日)
「部分的な真似」

 
プロ球団のユニフォームやカタログ記載のサンプルで「ここの部分を取り入れて(真似して)欲しい」というご要望をいただくことがあります。そういう箇所はたしかにそのデザインのもっとも魅力的な点だったりします。
しかし、その一部分だけを取り入れても、あまりカッコよくならない、上手くゆかない場合があります。魅力ある点は、それ単独で魅力があるわけではなく、ユニフォーム全体の中に置かれたときに魅力的であることも多いからです。他の箇所を変えてしまえば、魅力がその輝きを失ってしまうのです。参考にした点をデザインの中心にすえたりすることはかまわないのですが、同時に、それを活かすように周りも調整をする必要があります。たとえるなら、魅力的なネクタイがあったとして、それをTシャツに付けてもカッコ良くはない、ということです。
 
 

2008年8月1日(金曜日)
「4色のチームカラー」

 
まだチームカラーが定まっていないというチームにぜひ挑戦してもらいたいのは、チームカラーを4色にすることです。3色までならなくはないのですが、4色というのはすぐに想像ができません。
たとえばレッド・イエロー・グリーン・ブルーの4色のチームカラーとします。たしかに4つの色の組み合わせとしてはしっくりきます。しかしそれをユニフォームのデザインにどう適用するかとなると、かなり難しいです。
たとえばブルー・ライトブルー・パープル・イエロー。青系3色にアクセントのイエローが効いていて、ユニフォームにも適用できそうです。しかし青系3色というところにどうもひねりが見えません。
プロ球団で有名なところでは、ホワイト・ブルー・ブラック・ゴールドがあります。ホワイトが1色に数えられているので、ユニフォームのデザインに適用するのはいくらか易しいです。
さて4色をつかったすてきなチームカラーが思い浮かびますか?

 
 
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