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はじめての野球ユニフォーム作り
〜スピリットをかたちにする〜

2008年3月



2008年3月31日(月曜日)
「キャップ本体の完全別注」

 
最近、プロ球団で今までにない独自のデザイン・キャップが登場しています。今まではツバや天ボタン、穴かがりの色を変えるぐらいでしたが、近年のコンビネーションシャツのように本体部分がいくつかに色分けされているモデルです。
しかし現状、これらに対応できる野球用品メーカはほぼ皆無です。理由のひとつはまだまだ需要が少ないこと。皆さん気にはなっているようですが、メーカの企画を動かすほどにはなっていません。うかつにラインナップを増やすと、メーカの経営・利益を圧迫するので導入には慎重を期します。
もうひとつは、プロ球団で着用するのがおおむねキャンプ中やオープン戦等で、本シーズンではないことです。彼らにとっても遊びのモデルだということです。まだまだ従来のキャップ・デザインは底堅い支持があるとも言えます。こうなると、ユニークでカッコイイと言っても、どんどん露出は減っていきますので、草野球での需要の高まりは見込めません。
最後に、法律的な権利の問題があります。いくつかのキャップ・デザインはすでに意匠登録されており、勝手に他のメーカが真似して作るわけにはゆかないのです。
しかし野球にかぎらず、ゴルフやカジュアル等でもユニークなキャップが年々増えています。いずれ野球界でも取り入れざるをえないでしょう。メーカさんはイチ早く取り掛かった方が自分のためになるように思うのですが...
 
 

2008年3月28日(金曜日)
「ストッキングの華美」

 
学生野球ではストッキングのデザインに凝るチームが多いです。シャツやキャップ、マークに対するデザイン規制・伝統があって、それらはあまり派手なものにはできません。しかし各学校の特色は出したいというのも本音。そうなると、もうストッキングぐらいしか工夫の箇所がないと言えます。レギュラーパンツの採用率がほぼ100%である、つまりストッキングを見せるスタイルが主流であるという基盤もあります。
対して、草野球チームではストッキングにこだわるチームはほとんどありません。パンツスタイルの主流がロングやストレート等、丈がくるぶしまであるスタイルが主流だからです。ストッキングにまで費用をかけられないというよりは、せっかくのこだわりを見せる機会が少ないのです。
プロ球団も草野球同様です。20年ほど前まではレギュラーパンツが主流でしたので、各球団独自のストッキングが採用されていました。ですがパンツスタイルがロング主体になるにつれ、ストッキングの個性は消えてゆきました。
 
 

2008年3月27日(木曜日)
「黒シャツは暑いが人気」

 
ニットシャツに負けず劣らず、暑いと言われるのが黒色シャツです。黒色は光=熱エナジィを吸収するので、とくに夏の炎天下では相当な体温上昇をまねきます。たとえメッシュ素材の黒色シャツでも辛いものがあります。黒シャツを採用していたチーム様が、次に作り変える時、黒シャツを採用しなくなるというのはしばしば聞く話です。
しかし黒ベースのシャツを採用するチームは毎年35%以上。多い年では50%近くになります。黒のデザイン人気、おそるべし。
 
 

2008年3月26日(水曜日)
「ニットシャツの需要」

 
日本ではニットシャツの需要が年々減っています。もともと多くの地域が温暖で多湿な気候なうえ、近年温暖化が進んでいるため、ニットシャツは暑くて着ていられない期間が増えています。学生野球の練習シャツはニットが圧倒的に多かったのですが、最近ではメッシュが逆転しています。
また秋冬の冷え込む時期には、優れた保温機能をそなえたアンダーシャツ等によってメッシュシャツのデメリットを補えます。秋冬用にわざわざニットシャツを用意するのは一部のプロ球団ぐらいです。
他方、アメリカ・メジャーリーグ球団はほとんどすべてニットシャツです。TV中継等で見て欲しいなあという草野球チーム様が毎年おられます。ただ、やはりアメリカと日本では気候がちがいますので、ニット素材おすすめはできません。メッシュ穴の目立たないメッシュシャツを採用する方がよいと思います。
では、生地が薄いニットシャツならどうか、という解決案が浮かんできます。メッシュ素材には及ばなくても暑さ対策になるのではという訳です。一部のメーカではそうした方向性も探っていますが、薄いニット生地というのは耐久性や伸縮性に問題が出てきてしまうようで、なかなか開発が進んでいません。
 
 

2008年3月25日(火曜日)
「オリジナル・ワッペンのポイント」

 
袖にオリジナル・ワッペンを付けたいというご要望は少なくありません。しかし、背ネーム同様に、価格・金額負担がネックとなって、草野球チームでは10%前後の普及率です。
ただ最近ではプリント技術が発展したので、以前よりも見栄えのするプリント・ワッペンが2,000円前後で制作できるようになりました。これから袖ワッペンはどんどん流行ってゆくかもしれません。
オリジナル・ワッペンの構成要素を大きく4つに分けると、「チームロゴ」「野球シンボル(球場やボール、バット等)」「キャッチコピィ(目標や設立年など)」「チームシンボル」です。
チームシンボル以外は、わりと簡単に定まる要素です。この3つさえしっかりしていれば、それなりに野球らしいワッペンに仕上がります。
最後の「チームシンボル」がオリジナル性を高められるかどうかのポイントです。ここで言う「チームシンボル」とは、たとえば「東京フェニックス」というチームであれば、「不死鳥」や「東京タワー」「高層ビル郡」「雷門」などの絵柄が候補になります。絵柄がユニークかはそれほど問いません。この要素がワッペンに入っているかどうか自体が大きなポイントです。
 
 

2008年3月24日(月曜日)
「意図的に外す」

 
ユニフォームのデザイン設計の基本は、もちろん、各チームのご希望にそうことです。黒シャツを希望するチームに赤シャツを薦めることはありません。
ただ、意図的に少しずらしたデザインを投げかけてみることがあります。黒*白シャツを希望するところに、白*黒シャツのデザイン案も投げかけてみることはあります。販売スタッフも本当にその案が良いと考えているわけではなく、対比として投げかけているのです。そうした行為によって、わりと高い確率で、ブレイクスルーが起きることがあります。あまり変わり映えのしない同じようなデザイン案同士を比較してみるよりも、思い切って別の方向性をもったデザイン案を比較してみることが時に役立ちます。
 
 

2008年3月21日(金曜日)
「レトロの精神」

 
近年、プロ球団で昔のユニフォームを一時的に復活させる場合があります。復活させるのは1970年代以前が多いです。プロ野球がまだ旺盛だった時代であり、昔を懐かしむファンも多いと思います。
しかし当時からしてみれば、それらのデザインはきっと今までにない新しいなにかをユニフォームに追い求めた結果なのだと思います。レトロ調を狙って出来上がったデザインなのではなく、前向きで挑戦的なデザインだったはずです。そこを勘違いして今この現在において参考にすると、不細工な二番煎じのデザインになってしまうように思います。
当時を知らない人から見れば、復刻版ユニフォームはきっと新鮮でユニークなデザインに見えることでしょう。懐かしむために見るのではなく、時代を超える一流のデザイン精神をそこに読み取るわけです。
 
 

2008年3月19日(水曜日)
「ノースリーヴシャツ」

 
ノースリーヴシャツは、ほとんど需要がありません。100チームのうち1チームあるかどうかの割合です。九州や沖縄などの暖かな地域でも流行っていません。薄手のセカンダリィシャツの方が人気が高いです。
暑さ対策として機能しているかどうかというよりも、袖が無いというスタイル自体、好みが分かれるようです。二の腕に相当の自信がないと、なかなか好んで選ばれるスタイルではないと言えます。一般に、ユニフォーム・シャツは袖があった方が厳つく見える傾向があります。  
 

2008年3月18日(火曜日)
「パンツ種類の比率」

 
裾で区別したパンツの種類は現在、4種類あります。「ロング」「レギュラー」「ルーズ(アメリカンロングとも呼ぶ)」「ストレート」です。
その割合の変遷を見ると(数値は概算)、2002年頃まではロング95%:レギュラー5%でした。
2003年頃からルーズやストレートを各メーカが特注で対応を始めましたので、ロング75%:レギュラー5%:ルーズ10%:ストレート10%と変化の兆しが見え始めました。テレビでメジャーリーグが放映されるようになり、また日本プロ選手の着用も増えた影響で、ルーズやストレートが本格的に流行り始めました。
2005年頃まではアメリカン・スタイルが勢いを伸ばし、ロング45%:レギュラー5%:ルーズ30%:ストレート20%と変わりました。
2006年3月にWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)が開催され、そこでレギュラーパンツの見直しがありました。またストレートパンツ禁止が一部大会で強化されましたが、スタイルのかっこ良さから人気は微増しています。
2008年現在では、おおむねロング30%:レギュラー15%:ルーズ30%:ストレート25%となっています。
 
 

2008年3月17日(月曜日)
「ウェアカラーと陽の光」

 
最近のウェア素材は、以前と比べて光沢感があるのがひとつの特徴と言えます。ですので陽の光のもとでは、カタログ等の写真と比べて、ウェア色がとても明るく見えることがあります。
ブラックやホワイト、グレーはそれほど変わらないいのですが、その他のカラーはおおむね影響を受けます。メーカはこれをふまえて色設定を若干濃い目にする傾向があるようですが、とにかく室内よりは明るめに見えます。
困ったのは、テレビのプロ野球中継やスポーツ新聞の写真です。これらは照明等の影響もあって、カラーがだいぶ変わっている場合が少なくありません。皆さんプロ球団のユニフォームをよくご覧になりご参考にしているのですが、そのカラーの変化を説明する必要も出てくるほどです。
 
 

2008年3月14日(金曜日)
「チーム名における現物象徴と抽象概念」

 
プロ球団のチーム名の多くは、動物(「Monkeys」や「Phoenix」等)や集団分類(「Knights」や「Devils」等)や事物名(「Stars」や「Hits」等)を取り入れています。それらは実在するか想像上のものかは別にしても、具体的な映像をともなったものです。固有のカラーをそなえていることが多いので、チームカラーも自然と導かれてきます。ですので、野球ユニフォームを考案するにしても、かなりしっかりした軸が予め存在することになります(逆に言えば縛りもありますが)。
対して最近の草野球では、とても抽象的なチーム名が散見されます。たとえば「東京フェイマス(TokyoFamous)」というチーム名があるとします。響きからは野球っぽいチーム名ですが、「Famous」=「有名な」には具体的な対象物が存在しません。チームカラーに金色を使おうかぐらいは結びつきますが、多くの人が共通して思い浮かべる画像がないと言えます。もちろん、こうした抽象的なチーム名について良い悪いを論じたい訳ではありません。ただ、チーム名の中にはデザインを決めてゆく上での軸が少ない、外部からの軸を必要としている、と言いたいのです。
 
 

2008年3月13日(木曜日)
「マークを1色で仕上げる」

 
マーク配色が1色というチームは10%未満です。3色以上のチームは30%前後ですので、1色マークのチームというのは意外と少ないと言えます。
1色マークの魅力のひとつは、価格を低くおさえられることです。材料や加工の手間が減るわけですから当然のことです。2色マークや3色マークと比べると、一般的に2,000円以上安くできます。
しかし1色マークの魅力はそれだけではありません。ウェアと上手く調和すると、とてつもない力強さやシャープ感が出るのです。ただ単にシンプルに仕上がるだけではないのです。まさに玄人好みのデザインと言えます。
数多くのユニフォームに接する販売店やメーカのスタッフの中にも、1色マークでいかにカッコイイ野球ユニフォームを作れるか、それに大いなる挑戦意欲を湧きたてられる者がいます。
 
 

2008年3月12日(水曜日)
「レッドvsイエロー」

 
シャツのメイン色に、レッドを採用するチームは、イエローを採用するチームの4〜5倍います。ただ、レッドとイエローをあわせても全体の5%前後ですので、対比する意味はあまり無いかもしれません。
ところが、胸マーク文字色にレッドを採用するチームとなると、全体の15%前後に高まります。文字色にイエローを採用するチームが1%前後であるのとは大きな差です。
この差が生まれる理由のひとつは、判読のしやすさです。イエロー色の文字というのは、たとえ周りに暗いフチを付けても、読みづらいのです。イエロー色の特徴のひとつは明るさですが、どうもそれがかえって文字には不似合いなようです。
他方、レッド色の文字は、読み取りやすいだけでなく、他のどんな色よりも人の目をひく強さを持ちます。よく言われる説は、レッド=血の色であり、生物的に・自然に注意がいってしまうのだそうです。
イエロー色をもう少し広い意味にとって、金色やカーキ色(黄土色)も含めると、名脇役になります。マークのフチ色として採用される割合が20%近くまで高まるほどです。最近ではシャツのパイピング色、帽子のツバ色・天ボタン色としても欠かせません。主役にはなりづらいが、アクセントとしてぴったりなのがイエロー色です。
 
 

2008年3月11日(火曜日)
「胸マーク色は3色が限界?!」

 
野球ユニフォームの胸マークで、4色(4層)以上というのはほとんど見かけません。1〜3色でほぼ100%近くになります。プロ球団でもほんの2〜3チームあるかないかです。
これにはもちろん金額的な要因もあります。1色、2色、3色、4色となるにつれて、価格が上がってゆくので、採用できるチームは限られてきます。また、マーク色が増えると、使うマーク素材(糸や生地)が増えるために、重さや固さが増してしまうのも難点です。
しかし理由はそれだけではなく、やはりデザイン的な観点も大きいように思います。たとえば4色マークの配色で、カッコイイものをすぐに思い浮かべられるでしょうか? 組み合わせパターンが多くて、かえって決めかねてしまうように思います。
また、胸マーク文字に対して、フチが3層も付くとなると、デザイン的にくどくなってしまいます。文字とフチとどちらが主役なのか分からなくなってしまいます。
 
 

2008年3月10日(月曜日)
「チームカラーがホワイト色」

 
メインのチームカラーがホワイト色だという野球チームは、100チームのうち1チームあるかないかというとても珍しいケースです。
ホワイトというのは純真・潔白など、カラーの印象としてはなかなか好ましいものを持っています。
しかし悩みの種は、ユニフォームのデザイン。メイン・チームカラーがホワイト色とすると、シャツ色と胸マーク色の組み合わせは基本的に以下の4通りしかなく、しかもいずれもデザイン上の難点をかかえています。
(1)シャツがホワイト色ベースで、胸マークがホワイト文字(またはグレー文字)*ブラック縁ベース。
(2)シャツがグレー色ベースで、胸マークがホワイト文字(縁色はある程度自由)。
(3)シャツがホワイト色ベースで、胸マークがブラック文字(縁をつける場合はモノクロ)。
(4)シャツがブラック色ベースで、胸マークがホワイト文字(縁色はある程度自由)。
正統なデザインは(1)(2)ですが、シャツ色と胸マーク文字色が同じ系統なので、見た目の良さの観点からは難しいものがあります。
残りの(3)(4)はなかなか引き締まったコーディネイトなのですが、これは実はメインチームカラーがブラック色のチームと同じデザインになってしまうのです。つまりデザインだけからは、ホワイトとブラックのどちらがメインのチームカラーなのか判定が難しいのです。
 
 

2008年3月7日(金曜日)
「袖マークの位置」

 
野球ユニフォームでは、袖に地域名(都道府県名や市町村名など)を入れることがあります。左袖か右袖かどちらに入れるのがよいでしょうか?
軟式野球連盟等の主催する大会・リーグでは、地域名は左袖に付けるのが原則となっています。ですので左袖に入れておく方が無難です。逆に言えば、そういった大会に参加しない場合は左袖でも右袖でもかまわないと言えます。
ただ、どんなスポーツでも、あるいは一般のカジュアルウェアでも、袖にワンポイントのマークを付ける時は左袖に付けることが多いです。確たる理由はありませんが、多くの人がその方が素直に受け入れられるのだと思います。(片方の袖全体のカラーを変えてアクセントを付ける場合でも、やはり左袖の方を変えることが多いです)
では、さらに地域名の他にワッペンも付ける場合はどうでしょうか? 人間の心理としては、左袖にワッペン、右袖に地域名を付けた方がたぶん落ち着きます。ボリュームのあるマークの方を左袖にするのが良いです。プロ球団ではほとんどそのようになっています。けれど、大会ルールに抵触する場合があるので、致し方なく左袖=地域名、右袖=ワッペンとするチーム様もおられます。
 
 

2008年3月6日(木曜日)
「片胸マークの勝負所」

 
片胸マークを選ぶチームは約20〜30%です。しかし統一価格のスペシャルセット(クイック100やバリューセット等)ですと、その割合は減って10%前後になります。つまり価格が同じならば両胸マークの方が選ばれる。片胸マークが選ばれる理由のひとつは価格というわけです。両胸マークと比べると2,000円前後安くできます。
片胸マークの難しいところはもうひとつ、マーク書体に依存する割合が高いのです。両胸マークであれば、言葉は悪いですがゴチャゴチャとしているので、書体がなんであれそれなりにカッコ良く見える傾向があります。しかし片胸マークでは、文字と書体との相性がずばり問われるのです。事前にイメージをよく検討・確認することが欠かせません。
 
 

2008年3月5日(水曜日)
「ブラックvsネイビー」

 
ブラックとネイビーは、野球ユニフォームのチームカラーで最も人気がある色です。この2つで60〜70%の割合を占めています。
どちらの方が人気かと言うと、ブラックの方がネイビーの1.5〜2.0倍の支持を集めます。意外と差がある数字ですが、これは野球ユニフォームに限った話ではなく、衣服全般に見られる傾向です。実際によく売れるのはブラック色で、その対比としてネイビー色がラインナップされるという商品戦略はよく見られます。
ブラックとネイビーは、圧倒感・力強さ・シャープ感など、カラーの方向性・印象として多くの要素を共通して持っています。反対に、その違いを際立たせると、ブラックが「堅さ」で、ネイビーが「さわやかさ」であると言えます。
ブラックは、色味や華やかさがないのが特質です。他のカラーを寄せ付けない強さがあり、サブカラーとしてはホワイトやグレーが多く選ばれます。レッドやイエロー、オレンジ等もよく似合うのですが、実際に組み合わせる野球チームはあまり多くはありません。
ネイビーは、ブルーの持つさわやかさに通じるものがあります。和らぎの要素も持つので、他のカラーと組み合わせてもぶつからず、お互いにその魅力をさらに高める傾向があります。
 
 

2008年3月4日(火曜日)
「コーポレイトカラーとチームカラー」

 
野球チームの中には、企業や各種団体が基盤となっているものがあります。企業や各種団体の多くにはコーポレイトカラー(企業カラー、団体カラー)があります。
コーポレイトカラーをチームカラーにすることが多いですが、必ずしも同じにする必要はありません。プロ球団でもわずかですが、そうしたチームが存在します。
たとえば株式会社ジパングという企業があり、そのコーポレイトカラーはレッド色だとします。その会社が野球チームを設けることになり、ジパング・オールスターズを立ち上げました。選手たちの希望では、オールスターにちなんで、ブラック*ゴールド色をユニフォームに採用したいとします。さてチームカラーは、ユニフォームのデザインは、どうすべきでしょうか?
どうすべきかの正解はありません。メインのチームカラーをレッド色としサブチームカラーをブラック*ゴールド色とするもよし、メインカラーをブラック色としサブカラーをレッド*ゴールド色とするのもよし。ただひとつ注意すべき点があるとすれば、胸マークの文字色です。ここをレッド色にするかブラック色にするかで比重が変わってきます。
 
 

2008年3月3日(月曜日)
「帽子カラーは重い方がよい」

 
人は色に重さを感じます。基本は、黒色は重く、白色は軽く見える、です。さらに多くの場合、重い色を上においた方がきれいにかっこよく見える傾向があります。重い色が下方にあると、重心が下がって見えて、動きの鈍さにつながるのです。
これを野球ユニフォームに適用すると、帽子カラー(とりわけ本体色)は、シャツ色と同じかシャツ色よりも重い色がよい、となります。
たとえば、シャツがブラック色だったら、帽子(本体)色はブラック色がベスト。ブラック色よりも重い色はないので、他のカラー(たとえば、ブルーやレッド)ですとなんとなく違和感を感じる方が多いと思います。どうしてもアクセント色を取り入れたいならば、帽子ツバに留めるのが無難です。
シャツ色がブルーだったら、帽子色にはブルーの他にブラックやネイビーでも似合います。ブラックやネイビーはブルーよりも重さを感じさせるカラーだからです。

 
 
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